清水寺で、東北の英雄「阿弖流為(アテルイ)・母禮(モレ)の碑」法要が執り行われた。
12日毎年恒例の第18回阿弖流為(アテルイ)・母禮(モレ)の碑法要が関西アテルイモレの会のご尽力で今年も京都市の清水寺で開催された。
アテルイとモレは平安時代初頭の東北(蝦夷)の指導者で、地域の主権を守るために戦った英雄。一方、清水寺を創建した坂上田村麻呂は征夷大将軍としてアテルイ・モレと対峙した。いまその恩讐を超えて、被災地への思いを一つに、その絆をいっそう強くする日となった。(森清範清水寺貫主の後ろにいるのが、奥州市長の小沢昌記さんと私)。
今年もたくさんの方が駆けつけた。私は、東北が地震と津波で大きな被害を受けた貞観の大震災のときに、その慰霊の思いから始まった京都の祇園祭のことを紹介し、森貫主が、大船渡市におくった言葉「一心合力」、被災地へ心を一つにし、力を合わせましょうと語った。
今年は劇団わらび座からも、いま全国で公演中の「ミュージカル アテルイ--北の耀星」の俳優のみなさんが参加した。
左端がアテルイ役の戎本みろさん、右端が田村麻呂役の宮本昌明さん。私の隣は、京都岩手県人会の造園業を営む佐藤耕吉さん。以前、陸前高田の一本松、天神の大杉を守る活動を紹介した。
今日は、久しぶりに清水寺の境内にある蜷川虎三さんの碑にお参りしました。「道はただ一つ この道をゆく 春」。己の進む道に確信を持ち奮闘する決意を新たにした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/11/12