”子どもの未来ひらく6・1中央集会”であいさつ
「子どもたちに『愛国心』を押しつけ、
教育の自由を奪う教育改悪3法案は廃案に!」のスローガンのもとに、日比谷野外音楽堂で開催された
「子どもと教育の未来をひらく6・1中央集会」で、日本共産党を代表して国会情勢報告をおこなった。
丁度おりしも、教育再生会議が「第二次報告』を決定し公表した。この内容は重大だ。
その中心は
「徳育の教科化」を打ち出したこと。これは、
政府検定の教科書などの特定の価値観を権力的に教え込むものであり、憲法が保障する「思想、良心の自由」に真っ向から反するもの。
「徳育の教科化」は何をもたらすであろうか?安倍内閣が押しつけようとしているものは、
「戦後レジームの脱却」として戦後民主主義を否定し、戦前への回帰である。
現に、日本の侵略戦争を
「日本の自衛、アジア解放のための戦争」と描く日本青年会議所の”靖国DVD”アニメ「誇り」
が文科省の調査研究委託事業として学校に持ち込まれようとしている。
このような動きにストップをかけ、「徳育の教科化」に反対する。
松岡農水相の自殺問題で、明らかになった安倍首相の任命責任は重いものがある。
事務所費、光熱水費に見る「政治とカネ」の真相究明妨害し一貫してかばい続けた。 臭いものにはフタの態度でそどうして、規範意識を語ることできようや?
学力を身につけるには少人数学級が基本です、世界の共通の教訓です。「中教審」や校長会も、 少人数学級と教育予算の増額が教育の発展に欠かせないと訴えているのに、安倍内閣はこれに背を向けてどうして、 学力を語ることができましょう。
※安倍「暴走内閣」をストップさせよう!
安倍内閣の暴走は目に余ります。強行に次ぐ強行の連続です。
6月1日未明に及ぶ国会。 厚生労働委員会における二度の強行採決
年金の記録が宙にうき、もらえるはずの年金が減額されたり、もらえなかったりする「消えた年金」 問題。いま、不安と怒りが広がっています。
この解決は国の責任です。現状の正確な把握、当面の救済策や再発防止策、今後の年金の記録管理のあり方など、 立法措置も含めた抜本対策をだし、国民の年金不安をとりのぞくことが今国会で求められていた。
ところが、安倍内閣は、「消えた年金」の解決のメドも方途も明確にしないまま、社会保険庁解体・民営化法案を提出し、 解決すべき主体をなくそうとしている。国の責任を放棄し、被害者である国民に責任を押し付けるもの。まさに逆行。審議不十分なまま、 強行採決までおこなって、その成立をはかろうとしているのであります。断じて許すことができません。
国民投票法案の強行もその一つです。
しかし、安倍内閣の暴走は、国民との間での新たな矛盾を拡大している。
暮らしをないがしろにする政治への批判が寄せられている。本日のテレビ報道は、
「住民税の大増税」への怒りを伝えている。
「憲法九条を守ろう」の声が日増しに高まっている。ディア各紙の世論調査で、安倍内閣の支持率が急低下している。
まさに国会内外での世論と運動が政治を動かしている。このことに確信を持ちつつ、引き続き教育改悪3法案廃案へともに頑張ろう。
| コメント (0) | トラックバック (1) | Update: 2007/06/02