衆院選挙制度各党協議会開催。樽床座長は「協議会はギリギリ議論を続ける。多数決で決める場ではない」と言明。//「連用制」めぐって議論。
8日、衆院選挙制度各党協議会が開催された。
自民党・細田博之氏は、「民主党の提案する比例定数80削減は、民主主義の根本にかかわる暴挙意と考える」とした上で「比例定数削減は全部の党が反対しているのだから、民主党としても押し切ることはできない。まず、『格差是正』を先行させるべきだ」などと主張。
これに対して、「格差是正先行は、その次に比例定数80削減でてくるのは見えている」「先行論は座長が撤回し、『格差』『定数』『抜本改正の三つ案件を同時に決着ということが協議会の再開にあたって提起された問題ではないか」との批判が出された。
樽床伸二座長は、「三つの点についてギリギリまで議論していきたい。協議会は多数決で決める場ではない」とあらためて表明した。
公明党が導入を求める小選挙区比例代表連用制めぐって議論が交わされた。
自民党、みんなの党、たちあげれなどの各党から批判的意見が表明された。
私は、「公明党が、現行の小選挙区制が民意を大きく歪める制度だから抜本改革したいという出発点は理解できる。連用制で歪みを『補正』するというが、何か恣意的に選挙制度で〟補正”するのではなく、4割台の得票で7割の議席を獲得するという民意と乖離(かいり)した小選挙区制そのものを根本からただすべきだ」と述べた。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/02/08