こくたが駆く

「TPPから県民のいのちと暮らし、医療と食を守る(滋賀)県民大集会」で、日本共産党を代表して激励と連帯の挨拶

DSCN6548 22日、滋賀県栗東市芸術文化会館「さきら」の大ホールで、「TPPから県民のいのちと暮らし/医療と食を守る県民大集会」が開催され、日本共産党を代表して挨拶を行いました。

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「オール滋賀」で、「TPP県民会議」が92団体で結成されたのが3月5日のこと。全国的にも画期的な運動が広がり、滋賀県と17市町議会が「TPP参加方針は撤回を」と意見書をあげてきました。残るは大津市と高島市だけ、県民会議への入会団体は217団体にものぼっています。

私は、「オール滋賀」の先進的な取り組みと参加の皆さんに心から敬意を表しました。

そして、「TPP問題で、アメリカのねらいと野田民主党政権の対応の客観的事実をつかむ必要がある」と述べ、国会の議論を通して明らかになった事実を報告しました。野田政権は、米国との事前協議の冒頭で、全品目を自由化交渉の「テーブルに乗せる」とアメリカに約束しながら、国民には「自由化には余地がある」かのように言い、交渉の実態を国民の目から隠す動きをしています。私は、「ですから実態を国民に知らせることが重要」と強調しました。

改めて、TPPが日本にどういう影響と打撃を及ぼすのかについて、①第一次産業中心の被災地の復興に大打撃、②日本農林水産業に壊滅的打撃を与え、食の安全を脅かす、③例外なき関税撤廃と非関税障壁のルールづくりは、医療、公共調達、共済などにアメリカ型多国籍企業本位の経済を広げるもの、と3点を示し、「これでは地方経済が破壊される。財界とアメリカ言いなりの政治の転換を」と訴えました。

私は、「政党の役割とは何か」と問いかけました。「TPP参加反対の国民世論の形成に力を尽くすこと。日本共産党はそのために奮闘します」と決意を述べ、「政党内で、内部への徹底に努力を」と呼びかけました。
そのうえで、「垣根を越えた共同を」と提起し、「出前や出張して交流しましょう」と述べました。

最後に、「私の名前のこくたは、穀物の田と書きます。穀物を亡す、『亡穀は亡国』の道です」と語り、TPPに反対し、国を守る決意を表明しました。

 

主催者を代表して、万木敏明滋賀県農協中央会会長と、越智眞一滋賀県医師会副会長が挨拶。来賓として、家森茂樹滋賀県議会議長が挨拶しました。
  政党の挨拶は、私に続いて、自民党の三浦治雄県会議員、「対話の会・しがねっと」の冨波(とば)義明氏が行い、決意を表明しました。

休憩を挟んで、「~TPPの影響と問題点を指摘する~」と題する、鈴木宣弘東京大学大学院教授の基調講演が行われました。

会場は超満員で、ホールの後ろには立ち見がびっしり。さらにロビーにもスピーカーを設置して、急遽第二会場が設営されるほどで、さすがは「オール滋賀」、熱気あふれるものでした。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/04/22

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