こくたが駆く

奈良屋記念杉本家保存会の財団設立20周年を記念して植樹と「端午の節句」展が開催

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重要文化財である「杉本家住宅」の保存を目指す公益財団法人奈良屋記念杉本家保存会の財団設立から20年。
   また奈良屋創業から270年の節目に当たると言うことで、「梛(なぎ)」の木の植樹が行われました。赤いリボンの付いたポールの根もとにあるのが植樹された梛の若木です。

財団代表理事の杉本秀太郎氏のお話しでは、「むかし、鳥羽天皇、後白河天皇をはじめ廷臣は、熊野詣りの途次、和歌山県日高郡切目(きりべと呼ぶ)に立ち寄り、切目五体王子という古社境内の、梛の枝を手折り冠にかざして道中の守りとする慣わしがあった」とのこと。「その切目王子境内の大梛の樹下に芽生えた若木」を植樹と聞きました。

植樹された梛の若木と、財団事務局長の杉本節子さんと記念撮影。

  「端午の節句」展は、必見の品々です。主座敷には、「明治初期の京都の商家の床飾りの趣を伝えている」として「応神天皇を中心として、武内宿禰(たけうちすくね)を配し、人形の頭を飾るのは烏帽子」と学芸部長の杉本節子さんの解説。

洋間には、人形・明治天皇一式、また源義経や加藤清正の武者人形は江戸後期とか。「瀧登鯉図」の軸など、ぜひご覧ください。一般公開は5月1日(火)から5月6日(日)までです。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/04/29

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