日中議連代表として訪中(何とか写真を入れました)//無形民俗文化財・千本ゑんま堂大念仏狂言が今年も大盛況
3日から5日まで、日中友好議員連盟(会長は高村正彦氏、私は事務局次長)の9人の代表として、訪中しています。これは、日中国交回復40周年を記念しての取り組みです。
3日には、習近平国家副主席、中国共産党の李源潮組織部長とそれぞれ会談しました。(写真上は習近平氏との会談、写真下は李源潮氏との会談)
習氏は、日中国交回復後の40年を振り返り、「両国間には2つのアンバランスがある」と指摘。「経済・貿易は300倍になっているのに、時に政治関係が妨げになっている」と述べ、各種の交流で打開を図ろうと呼びかけました。
李氏との会談では、高村氏は朝鮮半島の平和と安定のため中国が北朝鮮への働きかけを強めるよう要請。これに対して李氏は、「経済成長に力を入れることも含め北朝鮮にいろいろアドバイスしている」としながらも、「しかし、ただ圧力をかけさえすればいいというものではない」と述べました。
千本ゑんま堂大念仏狂言は、京に伝わる4つの念仏狂言(壬生、嵯峨、神泉苑と千本ゑんま堂)の一つで京都市の無形民俗文化財に指定されています。
起源は平安時代にさかのぼりますが、現在のものは「鎌倉時代初期に再興されたものが相伝されたもの」とのこと。5月1日から4日まで行われていますが、これは室町幕府三代将軍の足利義満により、「桜の盛りに狂言をおこなうべし」との命によるものとのことです。
他の念仏狂言が無言劇(パントマイム)であるのに対してゑんま堂ではセリフのある演目が多いのが特徴です。現在、4歳から65歳までの約30人が千本ゑんま堂大念仏狂言保存会に参加して伝統芸能の灯を守っています。
上の写真は、平維茂が鬼退治をする「紅葉狩り」、下の写真は、修行僧が船にただ乗りしようとする「神崎渡し」の場面です。私の秘書の神原さんのレポートです。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/05/04