「自衛隊による違憲・違法な国民監視活動についての報告・抗議集会」開催!
自衛隊による違憲・違法な国民監視活動についての報告・抗議集会が憲政記念館で開催。194団体、570名の参加で大きく成功。
私と紙智子参院議員が司会進行役をつとめた。志位委員長の報告の後、横路孝弘衆院議員(続きの欄に掲載)、
保坂展人衆院議員からのメッセージを紹介。
民主党の平岡秀夫衆院議員が連帯のあいさつ。
①高校生のとき、ピース・ウォーク活動で監視されていた堀江真理さんが「私たちの活動が自衛隊を脅かしていたと知って驚いた」
とユーモアも交えて訴えた。
②沖縄県高等学校・障害児学校教職員組合の松田寛委員長があいさつ。明日、沖縄戦の教科書記述めぐって文科省と話し合いのため上京。
地区労働組合の「旗開き」が保全隊の資料に載せられた。こじんまりとした集会、
まさしくスパイ行為としか思えないと怒りをこめたあいさつでした。
③「東京新聞特派員としてイラク・バグダットで取材していた」と記載されたフリージャーナリストの志葉玲さんは、
メディアがこの問題を重視して大問題にする使命があると指摘。詳細はしんぶん「赤旗」に譲ります。
ただ、みなさんは、この自衛隊の活動を糾弾しつつ、笑い飛ばすたくましさ、ユーモアあふれる意気軒昂さをもつスピーチでしたよ。
「もっと活発な活動を行なっている時期を調べて載せて欲しかった。資料は氷山の一角だ。その意味でも全部公表を」
「集会を開催するたびごとに、警察だけでなく公安調査庁、もう一つ得体が知れないのがいたので自衛隊と思っていたがやっぱりそうか」
「自衛隊のあなた方が殺されることがないよう『生きて帰ってくるよう』活動している。
憲法9条があるからこそイラクであなた方を守っているのだ」
弁護士の方々からは、自衛隊の監視活動の違憲性、違法性、いかなる権利が侵害されたかを鋭く告発した発言も相次ぎました。
許すな!憲法改悪市民連絡会の高田健さん、宮城県憲法会議の小野寺義象さん、東京・ 埼玉の陸上自衛隊朝霞基地での闘いが監視されいた東京・豊島平和委員会平田誓さん、 イラク派兵と憲法改悪に反対する沼津連絡会の酒井丈八さん、被爆地・広島から広島平和共同センターの利元克己さん、福岡県平和・ 民主団体代表の南部和見さん、日本山妙法寺の木津博充さん、名古屋第一法律川口創弁護士、劇作家のくまがい マキさん、早稲田大学名誉教授・ 浦田賢治さん、映画評論家の山田和夫さん、自由法曹団幹事長の田中隆弁護士の各氏が発言。予定の時間はあっという間に過ぎてしまうほど。 参加者からの声を載せたいですね。
メッセージ
自衛隊は、国民を守るためではなく国民を監視するためにあることが白日の下に明らかになりました。
イラクへの自衛隊派遣に反対する国民の意思表示は、集会にせよ、デモにせよ、憲法上保障された表現の自由であり、国民の権利であります。 それを監視し参加した人数、会の中心人物名、発言内容まで情報収集しそれを中央に報告し記録として残すことは、明らかに憲法違反の行為です。
海外での武力行使、アメリカとの集団的自衛権の行使、有事計画の具体化、軍事秘密保全の強化、シビリアンコントロールの変更など、 自衛隊の軍事的強化が矢継ぎ早に行なわれるなかでの今回の行動は、既成事実として認めては決してなりません。
政府は内容を明らかにし収集した情報は破棄し、今後このような行動はやめなければなりません。
今回の問題は、自衛隊監視の対象になった団体や組織、個人だけの問題ではなく、すべての国民の問題です。
個人的なことですが、戦前1934年、 戦争に反対して治安維持法で逮捕されて34歳の若さで獄中で亡くなった伯父がおります。 よもや戦前と同じことが、いまおこるとは思いませんが、気を付けなければなりません。
集会のご成功をお祈りします。
2007年6月14日
衆議院議員 横路孝弘
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