日本共産党第73回京都府党会議で、小選挙区候補そろい踏みし、決意表明//国民の政治不信の根底には、「決められない政治」ではなく、「決めて欲しくないことを決めようとする政治」にある。「朝まで生テレビ」で指摘。
27日、日本共産党第73回京都府党会議で、小選挙区候補が勢揃い。私は、比例代表近畿ブロックの候補であるとともに小選挙区1区候補として、2区はら俊史、3区石村かず子、4区吉田幸一、5区吉田さゆみ、6区かみじょう亮一の予定候補者6名を代表して、決意表明を行いしました。
テレビ朝日の「朝まで生テレビ」の議論も紹介しながら、国民の政治不信の根底には、「決められない政治」があるのではなく、消費税増税やTPP、辺野古への基地移転、原発再稼働など、「国民が決めてほしくないことを決めようとしている」ことにあると強調。そして、それらの国民の世論は、日本共産党だけが主張し、日本共産党のたたかいによって得られた多数の声であることを強調しました。
同時に、日本共産党は批判だけの党ではなく、「対案」「別の道がある」ことをきっちりと国民の前に提案している党であることをのべ、この党が総選挙で躍進できるように候補者として、何より党勢拡大の特別期間成功の先頭に立って闘う決意を表明しました。
すぐに、兵庫1区の演説会に参加するため、渡辺和俊京都府委員長の報告を聞いてから会場を後にしました。
既報の通り、25日の深夜から26日の「朝まで」、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演しました。
司会者の田原総一郎氏などは「決められない政治」を問題視しています。しかし大事なことは「決めるのは国民」と考えます。
決められない政治」の原因について、番組内で視聴者アンケートが行われました。
「民意が反映していない」という回答が25件(7位)寄せられていました。そこで、私は、「民意が反映していないと言うことは大きな意味を持っている。消費税や原発の再稼働、TPPは反対が多くなっている。こういうこと(決めて欲しくないこと)を決めよう、突破しようとしていることが間違っているという反映だ」と指摘しました。
また、消費税増税をめぐっては、田原氏は日本の5%の税率は、スウェーデンの25%など諸外国よりも低くなっているとの表を示しました。そこで私は、「消費税が国全体の税収に占める割合はいくらか。スウェーデンは24%、日本は22%だ」と税全体に対する日本の消費税の割合は低くないことを示し、税率の高低だけを論じるのは間違っていることを指摘ました。
さらに、1989年の消費税の導入や1997年の消費税の増税後の国の税収が落ち続けていることも議論になり、私は「この10年間の消費税の中身(税収)は変わっていない。下がった税金は、所得税と法人税。即ち所得税と法人税を引き下げ、大企業と富裕層の負担を軽くしていることに問題がある」と述べました。このことが税収が落ち込んでいる原因なのです。
私は、国会の税と社会保障特別委員会で、日本共産党の佐々木憲昭議員が使ったパネルだと紹介し、二枚のグラフを示しました。資本金10億円以上の会社の法人税が1996年から下がり続け、中小企業よりも低く、資本金が多くなるほど税率が低くなることを指摘しました。そして、「質問で安住財務相は税率は低いかもしれないが払っている額は大きいと言った。当たり前だ」と批判すると、出席していた民主党など他党の代表も否定することはできませんでした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/05/28