久間防衛大臣の発言に抗議する緊急集会
久間防衛大臣が、原爆投下を「しょうがない」と述べたことに抗議する緊急集会が、 2日17時より国会内で開かれた。被爆者の皆さんは、口々に「怒りに震える」「許せない」と発言。
日本共産党を代表して市田忠義書記局長が発言。ただちに罷免すべきと述べた。日本共産党からは、市田氏のほか、私と笠井亮、 赤嶺政賢、佐々木憲昭、塩川てつや、高橋ちづ子、吉井英勝の各衆院議員、井上さとし、紙智子、大門実紀史、吉川春子、 小林みえこの各参院議員が参加した。
参加者一同で発言に抗議する決議を確認した。決議は以下の通り。久間防衛大臣の発言に抗議する
久間防衛大臣が6月30日に、「広島・長崎への原爆投下はしようがなかった」と発言したことに抗議して、 日本原水爆被害者団体協議会は、首都圏の被爆者はじめ各界の人々に呼びかけて、本日国会内で、緊急集会を開いた。
集会では、被爆者から、自らの体験に基づいて、原爆被害の残酷な実態がこもごも訴えられた。親子、兄弟姉妹、友人、 知人を失った悲しみ、被害から62年の苦しみがどんなに深く重いものであるか、参会者は改めて原爆被害の非人道性、犯罪性に思いをいたし、 核兵器は絶対に人類と共存できない悪魔の兵器であることを確認した。
この残虐きわまる核兵器が使われたことについて「しようがなかった」という久間大臣の発言に久間大臣の発言に、 何の正当性も無いことが確認された。
久間大臣の発言を許すことは、目的いかんで核兵器を使うことを許すことにつながるという危惧が強調された。
参会者は討論の末次の要求を全会一致で確認した。
1,久間大臣は、発言についての誤りを認め、国民に謝罪せよ。
2,久間大臣は、責任をとって大臣を辞任せよ。
3,安倍総理は、久間大臣をかばうような発言を取り消し、大臣に責任をとるよう指示せよ。
以上、決議する。
2007年7月2日
久間防衛大臣の発言に抗議する緊急集会参加者一同
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