鉄道の復旧が、震災地域の復興のカギ。政府の支援と強力な指導を!(国交委その2)
15日の国土交通委員会における質疑報告その2。
鉄道の復旧が東日本大震災地域での本格的復興のカギであるとして政府による支援と強力な指導を要求しました。
今回は特にJR東日本の山田線と大船渡線の復旧について、政府が責任を持つよう求めました。
三陸海岸沿岸部では、三陸鉄道北リアス線と南リアス線が来年4月から運行予定。
ところが、その間の宮古から釜石までをつなぐJR山田線は、復旧のめどが全然立っていません。原因はJR東日本にあります。
私は、「地方鉄道の三陸鉄道が、社員総出で復旧作業にかかり、震災後5日目に運動を再開したのに対して、JR東日本は、『株主に説明がつかない』などと言って、山田線の復旧を言明すらしていない」と批判しました。
太田昭宏国交相は、「山田線復興調整会議でJR側から従来の復旧で140億円、街づくりの観点からでは210億円かかるという数字を出してきている」と答弁。
私は、「その会合でも、(JRは)復旧を言明しなかった」と指摘。「復旧が巨額だと渋っているJR、片や黒字企業であるJR東に金は出せないとする国交省との間で、一番被害を被っているのは住民だ」と述べ、打開のために「国として鉄路復旧の支援を明確にして、JRに復旧の決断するよう詰めるべきだ」と主張しました。
太田昭宏国交相は、「街づくりと一体化して、支援する方向で検討し、調整会議でしっかり進めるようにする」と前向きな答弁をしました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/03/19