こくたが駆く

「耐震改修促進」へ国の支援拡充を要求!国交委にて

  国交委耐震改修質問写真 19日の国土交通委員会で、「耐震改修促進法改正案」の質問に立ち、国の支援の拡充を要求しました。
   改正案は、病院・学校・店舗・旅館など不特定多数が利用する建物のうち、大規模な建物の耐震診断を義務付けるものです。
   私は、「改修費用をどうするか、解決しないと耐震化は進まない」と指摘。
   ①耐震改修補助をもっと増やすこと、②老朽化対策など他の改修とセットで総合的な支援制度にすること、③地域のまちづくり、地域再生策の一環と位置付けて支援することーー三点を提案しました。
   太田国交大臣は、「耐震改修に合わせたリフォームは極めて効果的だ。省エネ改修とバリアフリー改修を同時に出来る補助制度を用意している」と答弁しました。
     今回の法改正にあたっては、旅館が多い地域や旅館業団体から、支援強化を求める切実な声があがっています。
   私は、観光地である東伊豆町議会の「旅館の耐震対策への支援の強化を求める意見書」や、全旅連(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会)の要望を紹介し、対応をただしました。
   東伊豆町議会の意見書では、▽耐震改修には数千万~数億円かかるが、銀行からの融資が受けられる保証はない、▽(国の支援について)この程度の支援では、事業所は耐震に足を踏み出しきれない、▽今回の法改正は、地元資本の老舗旅館への『廃業宣言』と受け止められるーーと厳しい意見があがっており、法改正に対する支援を補助額や金融など総合的かつ大幅に強化するよう強く要望しています。
   私は、「旅館業は観光振興の要であり、地域活性化の中心。また、それだけでなく、東日本大震災では、被災者の避難所として、みなし仮設として、献身的役割を担ってきた。そうした公益性、社会貢献性の強い施設の耐震化は、安全・安心な街づ くりとしても重要だ」と指摘し、耐震改修補助をもっと増やすこと、まちづくり支援としての補助、耐震化のグループ補助金制度、低利・無利子融資など支援制度を創設・拡充すべきと求めました。
   太田国交大臣は、「観光地、商店街、密集市街地では、まち全体で地震や火災に強いことは大事なこと」と答えました。
   ふさわしい支援強化をはかるべきです。
 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/04/20

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