染司よしおかの吉岡幸雄さんを描いた映画「紫」を鑑賞//成田一徹氏の切り絵展「技を切り出す」、高麗美術館で楽しむ
日本の古来の色にこだわり途絶えかけた日本の「心の色」にとりつかれたとさえいえる染司よしおかの5代目吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画「紫」が完成。さっそく鑑賞してきました。京都シネマ(四条烏丸下る西側。COCON烏丸)で17日までです。
自然と古典への畏怖と畏敬が、吉岡さんのものづくりの哲学と拝察しました。
本日は川瀬美香監督と吉岡さんの舞台挨拶もあり、ゆっくり楽しむことができました。
私は、伝統産業その者と同時に、技術や材料などの枯渇を心配し、継承・振興のために、微力ながら努力してきた一人として、吉岡さんとの握手に思わず力がこもりました。
多くの方に観て頂きたいものです。
京都駅前のポルタギャラリー華で「成田一徹・切り絵展 技を切り出す」が開催中です(12日まで)。
特に京都新聞で連載されていた「技を切り出す」では、私の「京の職人さん数珠つなぎ」で紹介している職人さんがずらり。一瞬の職人さんの表情が切り取られ、また手先の動きが見事に表現されており、新聞の紙面以上に、大きな原画で見て改めて感服しました。
ちなみに次回の「京の職人さん数珠つなぎ」のコーナーで紹介する予定の、結髪師・石原哲男さんは案内ポスターで紹介されていました。こちらもお楽しみに。
私のホームペイジのお知らせ欄でお知らせしていました、高麗美術館の「朝鮮のやきものと木工芸」展を鑑賞(6月2日までです)。
今回は、日本の「民芸」との関わりがテーマで、その視点からも新たな発見があって楽しめました。生活の中で日常に使うものなのに、携帯用水汲みの器など工夫を凝らしていることに感動。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/05/05