こくたが駆く

消費者特委(その2)。「原料原産国表示」の拡大を求める。日本では認められていない過酢酸製剤(添加物)を含む食品が流通、直ちに是正せよ!」

5.28消費者特別委写真   国産農産物の5割が加工食品になる。原産国表示がなければ、何を食べているのか知りたいという消費者の当然の要求に応えられないと指摘。「カット野菜は表示対象だが、ドレッシングがかかると対象外になる」「ゆでだこは表示対象だが、酢だこは表示対象外」「透明パウチに入ったレトルト食品は対象、缶詰や瓶詰は対象外」といった矛盾を示して誰が見てもおかしいと述べました。出席の議員から一様に「そうだよね」の声をあがりました。

   さらに、表示に「コストがかさむ」という言い訳にも、実際のコストが「0.07%~0.25%にすぎない」ことなど、参考人質疑での陳述も紹介して原料原産地表示の拡大を強く求めました。

   食品添加物については、「調味料」「乳化剤」「香料」など一括名表示ですまされる問題を指摘し、「物質名と使用目的を明記すべき」と迫りました。松田次長は、「要望があるのは承知している。表示のあり方を検討する」とこれまた、今更ながらの答弁に留まりました。

   新たな問題として提起したのは、日本では認められていない過酢酸製剤を含む食品が流通している問題です。

   私は「厚労相が定めていない添加物含有食品の流通は禁じているはず」と指摘すると、厚労省は、「指摘の通り」と認めました。私は、新たに添加物の指定する際のルールまで無視して流通させるなど、“食品の表示”以前の問題だ。直ちに是正せよ」と要求しました。

   遺伝子組み換え食品については、わが党の藤田スミ衆議院議員(当時)の活躍があり、超党派で、国会がイニシアティブを発揮して、表示義務づけを行ったことを紹介しました。
   最後に、TPPとの関係で、アメリカの、食品添加物や防カビ剤の使用緩和などの圧力に対して、日本政府が何ら反論できていないことを浮き彫りにしました。
   その上で、「食の安全の観点からもTPPに反対すべき」と主張しました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/06/03

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