衆院選挙制度改革協議、今国会での協議まとめで再協議へ。
20日、第8回衆院選挙制度改革に関する与野党実務者協議が、開催(写真)。
座長の細田博之(自民党幹事長代行)氏から、国会の会期末も迫っているので、「これまでの議論を踏まえ、よりよい選挙制度を構築する観点から現行並立制の功罪を広く検証し、定数削減の問題、一票の較差問題、民意の集約の問題を含め、抜本的な見直しについて、参院選後すみやかに協議を再開し結論を得る」ことを協議会のまとめとして確認したい旨の提案がありました。
民主党を除く各党が「協議の継続」について賛成の意を表明。
岡田克也・民主党政治改革推進本部長は、昨年の民主・自民・公明の衆院選挙制度に関する「3党合意」をタテに、定数削減について期限を切った文言が確認文書に明記されない以上、協議の継続には同意できないと固執したため、合意に至らず、再協議することになりました。
私は、「各党協議は、引き続き継続すべきだ。それには民主党を除く9党が賛成している」と述べ、「民主党の反対の理由は成り立たない。『3党合意』を口実にしているが、その合意ですら選挙制度の抜本改革を議論すると記述している」と、批判しました。
その上で、「定数削減は、民意を削減するものであり反対だ」、「これまでの協議で、民主党も『過度の民意の集約』という表現で、現行選挙制度が民意を歪めることについて認め、全政党が共通の認識にたち始めている。いまこそ小選挙区制廃止による抜本改革を今後も引き続き協議会で議論すべきだ」と主張しました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/06/20