こくたが駆く

衆院選挙制度改革協議会、今後も協議を続けることを確認。

選挙与野党協議ブリーフ13.6.25②   25日、第9回衆院選挙制度に関する与野党実務者会議が開催されました。
   参加の10党が、今後も、各党協議を、参議院選挙後も継続することを確認しました。

   「確認書」は、「よりよい選挙制度を構築する観点から、現行の並立制の功罪を広く評価・検証」するとし「定数削減問題、一票の投票価値の問題、都道府県別の定数配分の問題、民意集約機能の緩和問題を含め、抜本的な見直しについて、参院選挙後速やかに各党間の協議を再開し、結論を得る」としました。

   定数削減問題について、日本共産党、みんなの党、社民党から、「定数問題」「定数のあり方問題」「定数の見直し」の文言にすべきだという意見が相次ぎました。
   座長の細田博之氏は、「定数を削減するとは書いていない。定数を削減しない場合も、削減するということもある。要は今後の議論に委ねた」と応えました。

   私は、今後の議論の進め方について、「議員定数削減は民意の切り捨てであり、行うべきでない」「民意をゆがめる小選挙区制を人為的に緩和するのでなく、きっぱり小選挙区制を廃止し、民意を反映する制度への抜本的な改革を協議すべきだ」「民主主義の根幹である選挙制度は、多数で押し切ることは許されない」と主張しました。
   協議会終了後の記者会見で「現行並立制の功罪を広く検証し、選挙制度の抜本的見直しの協議をすると合意したことは重要だ」と述べ、「消費税大増税を押し付けるために持ち出した『身を切る改革』」と称して持ち出した定数削減の議論が事実上破綻した」と結びました。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2013/06/25

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コメント

かなり久しぶりに書き込みます。

先日の都議選はおめでとうございます。
参院選での躍進を祈っております。

国会の選挙制度の議論を見るにつけ、誰のために議論しているのか腹立たしく感じています。

私は共産党の言う比例代表制が1番シンプルで国民の意見を反映できると思うので共感しますが、その反面、無所属無党派の候補が選挙に参加しずらい制度でもあると思います。

まぁ、私の持論は置いておくとしても、国会は『国民の為の選挙制度』をつくるという立場にたって議論してほしいです。

よろしくお願いします。

 遠藤好浩さん、メール、そして都議選の勝利への激励ありがとうございます。
 今国会での9回に及ぶ(この間合計25回)、衆院の選挙制度に関する与野党実務者協議を通じて、現行の小選挙区比例代表並立制という選挙制度がいかに国民の民意を歪めるかという点では共通の認識にまで到達しています。
 この前、河野洋平元衆院議長が「小選挙区制は大失敗だった」と新聞で語っていました。
 選挙制度をめぐっても、国民的世論を前向きにつくっていきたいですね。
 さて、激励に応え、迫る参院選で、安倍政権の暴走をストップし、政治の流れを大きく変え、国民の暮らしを変えるために奮闘する決意です。これからもよろしくお願いします。

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