こくたが駆く

第185臨時国会を控え、NHK「日曜討論」で国会論戦の焦点について大いに語る

  DSCN7903 13日、NHK「日曜討論」で、15日から開かれる第185臨時国会で何が論戦の焦点なのか、各党の国会対策委員長などと議論しました。
   まず、臨時国会にどう臨むのかが問われ、私は、「安倍政権と真正面から対決し、暴走をストップさせる国会」「(安倍政権は)消費税増税と社会保障の削減、『原発はコントロールできている』とい言い、TPPの重要5項目も『もはや聖域ではない』と言い出す。さらに秘密保護法で国民の目と耳と口をふさぐ」と暴走の重大な中身を指摘。
   同時に、「わが党は、ブラック企業規制法案などしっかりと対案を出して議論していく」と述べました。DSCN7907

   経済対策の問題について、私は、「中身が問題だ。1997年から労働者の賃金は70万円下がっている。こんなときに(国民に) 8兆円も負担増でいいのか。(消費税増税は)やめるべきだ」と主張。
   「安倍首相は、消費税増税で景気が悪くなるから、景気対策を」というが、私は、「それなら、(消費税増税を)やめればいい。しかもその景気対策の中身が問題だ」「国民に増税、大企業に減税と言うもので逆さまだ」と厳しく批判しました。
   「日本共産党は、4月1日からの消費税増税中止・凍結の一点で運動を呼びかけ、実らせていく」と表明しました。

   放射能汚染水問題では、「まず最初にこくたさんに」と島田さんから指名されました。
   私は、日本共産党が9月17日に提言した「福島第1原発の放射能汚染水の危機打開のための緊急提言」をテレビに示し、①放射能で海を汚さないことを、基本原則として確立する。②放射能汚染水の現状を徹底的に調査・公表し、事態の認識の共有をはかる。③再稼働と原発輸出のための活動をただちにやめ、トラブルが続出している放射能汚染水問題の解決のために、もてる人的・物的資源、英知を集中すること。④当事者能力のない東電任せにせず、国が事故収束と賠償等に責任を果たす体制の構築、この4点を主張。DSCN7901
   安倍首相の「コントロールできている」発言を福島県の現場の立場から、改めて厳しく批判。

   「安全保障会議設置法案」「特定秘密保護法案」に対する態度を問われ、私は、「与党の言う『知る権利』を保障できないのがこの法律」「特別委員会の設置はすぐに法を通すためのもの」と指摘。
   「きっかけはアメリカからの発信。集団的自衛権の行使、憲法9条の改悪、戦争をする国へということだ」「大闘争を組織して阻止するまでたたかいたい」と決意を述べました。
   TPPについては、「『丁寧な情報提供』「農産物の重要5項目を守る』という二つの約束を反故にすることは、けしからん」と批判しました。

   最後に、国会改革について議論になりました。私は「国会の機能とはなんぞやという哲学が必要。立法府の行政に対するチェック機能を弱めようとするのが狙い。審議時間を短くしようというもの」。かつては、首相を相手に一週間の総括質疑も行われていたことを明らかにし、「まさに改革どころかの改悪だ」と厳しく指摘。  
   島田解説委員は、「手厳しい批判が出されました」と自民党に見解を求め、佐藤自民党国対委員長は「こくたさんの意見はよくわかる。私ども(自民党)から出すべきではないと叩き台とさせていただいた」と言い訳しました。

   なお出席は、司会は島田敏男解説委員。各党から国会対策責任者が出席。自民党・佐藤勉、公明党・漆原良夫、民主党・松原仁、日本維新の会・小沢鋭仁、みんなの党・水野賢一、生活の党・小宮山泰子、社民党・照屋寛徳と私です。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/10/13

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