こくたが駆く

定例会見、「国会改革」のありかたについて語る。

   23日、国会内で定例会見を行いました。
   私は、この間メディアで取り上げられている「国会改革」についての考え方を述べました。DSC_0156

   今度のいわゆる”国会改革”問題は、維新の会などによる「総理等を拘束し過ぎない改革」との提起を受けて、自民・公明・民主の三党による論議が行われてきた。
   この議論は、1999年に民主党の主導で「国会改革」の議論が行われたことに続くものだ。
   この時、国家基本政策委員会(いわゆるクエスチョンタイム)を設置した。その結果、首相の国会審議への出席を大幅に減らすことにしかならなった。それまで首相は、通常国会の予算委員会の総括質疑一つとってみても、1週間程度は出席のもと50数時間以上の審議を行ってきた。今や14時間程度になっていることを見ても明らかだ。当時私たちが反対し危惧して通りになっている。
DSC_0154   憲法では、「内閣は、行政権の行使について、国会に対して連帯して責任」、国会の要求に大臣の国会出席、答弁を義務づけていることを規定している。改革とは、国会が行政府に対するチェックの役割が求められ、その精神を生かす方向で、国会審議の充実が図られるということでなければならない。
   消費税国会の際も、悪法を通すときには、何度でも首相が審議に出席するが、国民が説明を求めるときには国会も開かないというのがこの間の事態であり、まさにご都合主義でしかない。
   今でも少ない首相の国会審議への出席を減らそうというのは、改悪でしかない。私たちは充実の方向を提起していく。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2013/10/23

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コメント

議員活動お疲れさまです。

私も含め国民は、今国はどういう政治・行政を行いたいのか?行おうとしているのか?を知りたい欲求に駆られているのではないか?と思います。

ですから、良い事か悪いか事かは別にして首相は言葉を発して欲しいし、議論して欲しいです。

もしそれが減らされる事があるなら、国民は到底政治・行政に対して興味を持てないし、理解も出来なくなると思います。

国会の改革も国民の知る権利を実現できる方向でして欲しいです。

微力ながら応援しております。

 遠藤さんいつもメールありがとうございます。
国会と言うより、安倍政権が行おとしている政治は、極めて危険だと思います。
 おっしゃる通り、消費税8%への増税の決定を10月1に表明しておきながら、国民の代表である国会の議論は回避という姿勢です。その下で、国民には8兆円もの負担、大企業には減税の大盤振る舞いの政治です。
 また、日本版NSC法案の議論が始まりましたし、25日「特定秘密保護法」の閣議決定を行いました。これらは表裏一体で、「日本を海外で戦争する国へ」と向かわせるものです。
 政府の狙っている「国会改革」も、首相や閣僚を国会から遠ざけよう即ち国民から遠ざけようとするものです。 
 このような動きに一つひとつ国民的な議論と運動を起こしながら、政治のありようを悪い方向への道をストップさせ、暮らしと民主主義を守るあたりまえの政治へと頑張りましょう。

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