JR北海道安全問題、社長参考人質疑。データ―改ざんなど安全軽視体質を追及(その1)
22日、国土交通委員会が開催され、JR北海道の野島誠社長ら三人の役職者を参考人として招致し、JR北海道安全問題の質疑が行われました。(多くのメディアが取材の様子が判りますやろうか)
私は、9月から参考人招致を要求していたこと、9月26日にはJR北海道へ足を運んで安全問題で「現状で安全だと言えるのか」と議論してきたことをまず述べました。
その上で、野島氏が「一連の不祥事は、安全意識を浸透していなかった」と、前の議員の質問に答えたことをとりあげ、「浸透させていない責任」「なぜ浸透させえなかったか」が問われるべきだと厳しく指摘。
次に焦点の一つとなっている「データ改ざん」問題をとりあげました。データ―改ざんは、他にもあったのではないか、上部組織が指示したのではないか、常態化していたのではないかと問いました。
9カ所も改ざんがあったこと、調査中で判明していないこと、全容解明に向け努力していると答弁がありました。
次に会社としての、チェック機能の問題を追及。私は、「JR他社が『安全保安に直結する整備基準値は、あくまでも検査を終了した段階で、検査実施者と検査実施責任者との間で、必ず確認すべきことである』としているのに対して、JR北海道は、「必要の都度、別途の指示により、報告するものとする」となっており、必要がなければ報告しないで良いということか?」と質問。JR北海道の工務部長は「現地の管理室。保線所等に管理を任せている」として、事実を認めました。
私は、、「いかに規定もくめて杜撰かが明瞭だ」と、同社の根深い安全軽視体質を浮き彫りにしました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/11/22