JR北海道役員が来訪。国交委における答弁の過ちを謝罪。私は、安全問題での全組合参加の話し合いを実らせるよう提起
11日、JR北海道の小山利幸常務が、こくた事務所を来訪し、国土交通委員会における私の質問に対して、答弁に過ちがあったと謝罪しました。
私は、「答弁の過ちの問題は、それとしてお聞きましょう。その前に、この機会に、安全問題について、全組合と会社の話し合いをすべきだと提案した件です。いろいろ経過はあるが(後述)、20日に行うと聞いている。これは良いことです。問題は、話し合いが実りあるものにすることです。この前の質問で述べましたが、JR西日本の場合、福知山脱線事故が起きて、直ちに対応し労使間の会合を持ちました。この例に学び、何よりも現場の意見を丁寧に聞くこと、各職種ごとの専門委員会を設置し、労使間の協議を進めるべきだ」とあらためて提起しました。
JR側は、即答はできかねるが、まず話し合いを実施してみて検討したいと答えました。
11月22日開催された衆院国土交通委員会で、私は、JR北海道の安全問題について、全ての労働組合と会社側が一堂に会しての話し合いの場を設けるべきだ」と提起しました。 社長は「同一のテーブルで協議する機関の設置は考えていない」と答弁しました。
参院ではこれを翻し意見交換の場を設けることを答弁しました。
答弁の謝罪の件は、同じく、衆院国交委において、JR北海道の社長ら三人が参考人として出席し私の質問への答弁内容についてです。
私は、今回の一連の不祥事問題発生以後、線路の本線と副本線の検査はしたかもしれないが「側線はやったんですか」と質問。(側線とは、車両基地に入るところなどの線路部分)しました。
それに対して、工務の責任者も社長も二度も「側線の検査につきましても、確認につきましても、すべて確認いたしました」「側線につきまして、直近のデータでの確認をきちっと行っております。直近のデータを確認できていないところは、全てここ数日で現地の確認を行っております」と答弁。
私は、前後三回にわたって、「ほんまかいな」「現場ではやっていない」と念を入れて質問しました。そこでは強弁しておきながら、答弁発言は、誤りだったわけです。
28日の参院国土交通委員会において、同じ工務責任者が「衆議院国土交通委員会で穀田議員のご質問のありました側線と、車庫に入る線あるいは留置線といったものの部分の線路ございますけれども、ここにつきましては定期的な検査は実施しておりますが、今回、今申しましたような事象に鑑みた特別な調査ということは実施いたしておりません」と、衆院における答弁と違う答弁を行ったのです。
さっそく衆院の国土交通委員会理事会で、これを問題にし、「ことは安全に係る問題として事実を確かめているのに、検査をしたとしていないとでは大きな違いがある」「私への『答弁が間違いでした』と参院で訂正すれば済むという問題ではない。衆院の委員会でキチンと対処する必要がある」と申し入れていました。
衆院の梶山国交委員長も、「委員会における発言・答弁であり重大だ。対処する必要がある」と述べていたものです。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/12/11