こくたが駆く

衆院選挙制度各党協議開催。現行制度の功罪を検証し、抜本的な見直しをすべきと主張

   二条城つぼみ14日、国会内で衆院選挙制度に関する実務者協議が、全与野党10党の参加のもとで開催。
   私は、冒頭に日本共産党や社民党を除外して、一部の政党が、現行選挙制度の維持、議員定数削減を前提に協議していることを厳しく批判し、全党が揃った協議を行うべきだと主張しました(詳細は後述)。
   社民党の吉川元政調会長は、「6月25日の全党の確認事項に基いて全党参加の協議を行うべきだ」と主張しました。   会議が始まる前には、多くの党の代表が「今日はこくたさんの怒りの声を聞くことになる」などと述べていました。二条城石段
   最終、座長の細田博之自民党選挙制度改革問題統括本部長は、「こくたさんのご指摘は理解できる。いろいろな形で議論し調整していく。今日を皮切りに全党の議論をスタートさせていく」とまとめました。

   私は、この間の一部の政党のやり方について、三つの点から間違っていると実務者会議で述べたことを改めてメディアの会見でも紹介しました。
   ①選挙制度は一部の会派で話し合って決める問題ではない。昨年12月、自公民三党が全党協議を打ち切り、合意した一部の政党だけで協議を進めようとしたことに、各党から批判が出て、全党が参加して議論していくことが確認された。もともと、選挙制度は、民主主義の土台・土俵づくりであって、国民の参政権に関わる重大な問題だ。だから全党が参加するもとで議論すべきものだ。
   ②協議の進め方は、昨年6月25日、実務者協議に参加した全党で確認した確認事項に立ち返ってすべきものだ。確認事項は「現行選挙制度の功罪を広く評価・検証」が最初に記載している。この通り、選挙結果、投票行動等々、参考人を招くなど、場の設定としては政治倫理特別委員会とか、しっかり議論すべきものだ。
   ③一部の政党が主張する「定数削減」前提の議論は成り立たない。定数問題について、26回に及ぶ協議の中で、歴史的にも国際的にも現在の定数は少ないものだ。他党からも「議員定数がどうあるべきかの議論がなされていない」との意見も出たほどだ。だいたい、消費税と「身を切る」論がセットで持ち出してくること自身が問題だ。民意をまったく無視して、しかも公約違反の消費税増税という負担を国民に押し付け、さらに民意を反映させるツールである議員を削減しようなどは論外だ。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2014/02/14

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コメント

新しいハンドマイクですか・・。マイクの側面に穀田さんの名刺が貼ってあるのは・・個人用ってことですか??高松も昨日は雪が降り、今朝からは晴れましたが寒い一日でした。風邪などひかれませんように・・。

 ドラミさん、メールありがとうございます。
 よくぞ、名刺に気が付きましたね!
 実は、こくた事務所の三代目のハンドマイクなんです。マイクロフォンなど、とびきり良いものなど取り揃えていたのですが、選挙の度毎に行方不明になったりの経過もありました。
 頑張って宣伝の機材として供したいと考えております。

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