8野党書記局長・幹事長、国対委員長会談開催。「集団的自衛権の憲法解釈変更は憲法の平和主義を破壊するもの」と主張//朝日新聞(京都総局)のアンケートに回答
16日国会内で8野党の書記局長・幹事長、国対委員長会談が開催。
安保法制懇の報告書、安倍晋三首相の記者会見についての対応を協議しました。
山下芳生書記局長は、「法制懇の報告書は、集団的自衛権の行使ができないという憲法解釈を変えるべきと述べている。これは海外で戦争しないという憲法上の歯止めを取り払うもので、政府がこの方向で閣議決定することは断じて容認できない。憲法の平和主義を破壊する集団的自衛権行使容認の方針を撤回すべきだ。憲法9条を亡きものし、戦争する国づくりに党を挙げて反対する」と主張。
会談では、「集団的自衛権めぐる問題について国権の最高機関である国家において広く国民的な議論を行うべきである」等を確認。
私は、憲法の平和主義を破壊しようとする安倍首相を追及し、撤回を求める場にしていくべきだと発言しました。
「京都関係国会議員アンケート」への回答
①日本が集団的自衛権を行使できるようになることに、あなたは賛成ですか反対ですか?
・反対。
(理由) 憲法の平和主義を破壊するもの。日本に対する武力攻撃がなくても、海外での武力行使を可能にし、海外の戦場に国民を向かわせることにつながる。憲法9条を事実上なきものにする、許されないことである。
②安倍政権は、従来の憲法解釈を変えて集団的自衛権を行使できるようにする方針です。こうした解釈改憲に、あなたは賛成ですか、反対ですか?
・反対。
(理由) 憲法の平和主義、国民主権、立憲主義を否定するもの。強行されれば憲法が憲法でなくなる。そもそも憲法は、首相をはじめ国家権力を厳格に縛るもの。政権が代わるたびに多数派が憲法の解釈を自由に変えることができるなら、憲法が憲法でなくなってしまう。立憲主義、国民主権を否定する危険なものだ。
③安保法制懇の報告書では、集団的自衛権の行使は新たな6条件をすべて満たすことを前提としています。妥当と思いますか、妥当でないと思いますか?
・妥当ではない。
(理由) 集団的自衛権の行使自身が、憲法と相いれない・破壊であり、条件をつけたとしても、ごまかしでしかない。
内容的にも「歯止め」にならず、時の政権の判断によって軍事行動の規模も範囲が際限なく広がる。
| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2014/05/16
コメント
早朝からのテレビ出演お疲れ様でした。ドラミも早起きしてみました。
最初番組が7時半までなので、もう少し長く討論するとおもっていたのですが・・。
4人の政党代表者のなかでは穀田さんの存在感がピカイチでしたね。平沢氏は言い訳に徹していたというかというか・・穀田さんの反論にたじたじでしたね。
「そいう考えは間違ってる!」とズバって言ってくださり嬉しかったです。侵略戦争の反省がないから仕方ないかな??「集団的自衛権の行使」が戦争することにならないというのはやはりおかしいですよね。
集団的自衛権の行使の容認の議論の前に、各国とどうやって平和的外交を行うかを議論すべきですよね。
それにしても、早朝ではなく、もっと遅い時間にこういう議論をやるべきかも・・。なかなか朝6時からは視聴しにくいですよね。ドラミも録画で後から再度みましたし。
一応、今回の発言回数書いておきます。(以前書くのを忘れていたら指摘されましたし・・)。来週も国会は大変なようですが頑張ってください。平沢(自民);6回、上田(公明)7回、福山(民主);4回、穀田(共産);4回 でした。
投稿者: ドラミ | 2014年05月17日 18:58
ドラミさん、早朝からの視聴ありがとうございます。
私にしてみれば、消化不良と言いますか、時間が短すぎると思いました。存在感があるとは良いやら悪いやら。褒め言葉ととりましょう。
私が主張したかったのは、最初の発言です。
少し長めでしたが、憲法9条はどうしてできたのか?日本の侵略戦争で日本国民310万人、アジア諸国民2000万人の犠牲の上につくられたということです。
紛争を武力で解決しない、戦力を持たない、交戦権は認めないという考え方を基本にしたのです。
この立場に立ってこそ命と暮らしを守ることが出来ます。
国民の世論は、集団的自衛権行使容認に反対が多数です。この声に応えて頑張ります。
投稿者: 恵二 | 2014年05月18日 23:30