「あさチャン!サタデー」集団的自衛権行使容認は、憲法の平和主義の破壊と主張
17日、朝6時からのTBS系「あさチャン!サタデー」に出演しました。集団的自衛権の行使容認について、自民(平沢勝栄衆院議員)、公明(上田勇衆院議員)、民主(福山哲郎参院議員)の各党代表と議論しました。
集団的自衛権行使容認の道を開こうとする安倍晋三首相の記者会見について「Q、安倍首相の記者会見での説明納得した?」と問われ、「NO]のフリップを出しました。
そして「憲法9条がどうしてできたのかが分かっていないこと、(発言は)軍事ばかりで外交の『が』の字もなかったのが特徴だ。憲法は、日本の侵略戦争によって国民310万人、アジア諸国民2000万人の犠牲がもたらされた。その反省にたって「紛争は武力で解決しない」「戦力は持たない」「交戦権は認めない」という憲法9条がつくられた。この立場にたってこそ『命と暮らしを守ら』れる。その9条の平和主義を破壊しようとしている」と主張しました。
さらに、「日本が武力攻撃を受けていないのに海外で戦争をすることに多くの方々が不安に思っている。集団的自衛権の行使反対という世論がこの一年間で(多数になり)逆転した。この世論の声に応えていく」と発言。
「グレーゾーン」問題で、偽装漁民の島の占拠対応についても、「まず相手国に退去要請を行う、海上保安庁による警察権の行使でたいおうすべき」「自衛隊が関与すれば戦争へと事態をエスカレートすることになる」と批判しました。
| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2014/05/17
コメント
穀田さん ご苦労様です。
穀田さんのおっしゃる通りです。
私は穀田さんの、そもそも日本国憲法9条とはの話になるほどと思いつつ、「集団的自衛権」ということばがひとりあるきしているようにおもっていますので、以下に私見をコメントさせていただきます。よろしくお願いします。
「 現代日本社会に相容れない漢字六語の体言が現す、
かまびすし(囂しい)い、戦さすすめ語よ 」
安倍首相による集団的自衛権の行使容認の検討表明を受けて
いきなり、「『集団的自衛権 』の行使容認」の文言が新 聞紙上を汚している。
一体何なのだ。ずかずかと軍靴で国民の民家に入り込んでく るような物々しさではないか。
私たちが住んでいる国際社会には、国際連合という機構があ る。日本国には、日本国憲法という憲法がある。
それらを飛び越えて、なんぞ「漢字六文字」か。
もしどこかの国連加盟国が他国に侵略されようとしている か、侵略されたときに、
同時に個別的自衛権によって、侵略軍と戦うことができる。
そしてその侵略されている国に対して、自国は直接攻撃は 受けていないが侵略を受けた国と共同で、武力攻撃を実力で 阻止することができるという「集団的自衛権」を、
第三国は発動することができる。
そしてそれらは国連憲章上の権利ではあるが、
直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。
「集団的自衛権の行使」とはこういう国際連合憲章上の事柄 である。
そして私たち日本は国際連合加盟に際して、
日本国憲法をもち、その理念のもと世界平和に貢献すると誓 約してきた。
国際連合加盟国であっても、武力行使は行わないということ で加盟を認められた国である。
「政府における憲法解釈の最高責任者は私だ」。
こんな言葉が通用する世界ではないのだ。
家内でオヤジが叫んでも通用しない以上に、全く通用しない のである。
日本国憲法は、一億人以上の全ての国民の基本的人権の享受 を妨げられない、そして、なんびとも、いかなる奴隷的拘束 も受けない。それは犯すことのできない永久の権利として信 託されている、としている。
ゆえに、これらのことから、全国連加盟国に宣明する。
同時に日本国民にも呼びかけたい。
我が国の安倍首相の発言は、日本国憲法第98条と、第99 条の違反である。
よって私はこの憲法が国民に保障する自由及び権利を保持する ために、立憲国家としてその憲法と国民を守るために、
この憲法原理に反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する ものである。と。
投稿者: 吉田タイシ | 2014年05月23日 02:16
吉田タイシさん、メールありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。
いやー感心しました。
全面的に安倍晋三首相の「集団的自衛権行使容認論」を粉砕しています。
いま多くのメディアも疑念を表明し、特に地方紙は、安倍首相の行使容認論、具体的事例の非現実性を暴き立て元気に反論しています。
国民の世論は、安倍首相の記者会見の後にまた、「集団的自衛権行使」反対が増えている現状にあります。皆様方がいたるところで声をあげ始めたことが大きく影響しています。
国連加盟と日本国憲法の関係などおっしゃる通りです。
まず日本国憲法が、日本が起こした侵略戦争によって、日本国民310万人、アジア諸国民2000万人の犠牲がもたらされた、その痛苦の反省の上につくられたものであるという認識のスタートが根本です。その立場に立ってこそ、「命と暮らしを守る」ことができるのです。
「紛争を武力で解決しない」「戦力を持たない」「交戦権を否認する」ことを世界に誓ったのです。
安倍自民・公明政権の憲法破壊の暴走をいまこそストップさせましょう。これからもよろしくお願い
します。
投稿者: 恵二 | 2014年06月02日 22:48