「由良川改修」問題で住民のみなさんとの懇談会
25日、この10年間に台風によって二度も氾濫が起こった由良川の改修問題で宮津市由良港公民館で、懇談会を開催しました。
”暴れ川”と言われる由良川は、氾濫、浸水被害が繰り返されています。
10年前の23号台風では人災も含めて大きな被害があり、30年であった整備計画が10年に短縮され、築堤や住宅の嵩上げ工事が進められてきました。
しかし、近年の異常気象で昨年9月の18号台風でも氾濫し、甚大な被害をもたらしました。
国は、2度被害を受けた地域を中心に、新たな計画をつくり、前倒しで実施しようとしていますが、下流地域、特に整備計画の具体化がこれから決められる懇談会階差地域・宮津市由良地域でも、不安の声が広がっています。
今回の懇談会には、観光協会、漁協関係者をはじめ住民の皆さん、舞鶴市加佐地域のみなさん、日本共産党の舞鶴、福知山、宮津の各市会議員などが参加。
改修めぐる現状等について活発な議論が行われました。
「福知山や舞鶴で堤防が完成すれば、河口である由良に増えた流量が流れ込むのではないかの不安がある。昨年の18号台風で、国道が水没し一時、孤立する事態だった。今度は家も浸水するのでは」
「輪中堤、嵩上げなど住民の声と実情にあった計画にしてほしい。」
「家屋だけでなく、作業場、地域の公共施設も嵩上げの対象にしてほしい」
など、たくさんの意見や要望が出されました。
私は、「最も大事な原則は、どうすればいのちや家を守る事ができるのか、住人の理解と納得が重要だ。そのために知恵を集める事が必要。計画があり、予算も付けられているのに遅々として進まないのは、住民の意見が反映されず、智恵が活かされていないことにある。当面の対策強化と共に、中長期の展望見通しの公開と住民合意が求められる。今後、日本共産党として、国・府・市の連携を強め、取り組んでいきたい。今後ともご意見をお寄せください」と訴えました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/05/26