こくたが駆く

「国会改革」で与野党国対委員長会談 。「国会審議の形骸化だ」「多数で押し切るやり方は間違っている」と反対

   27日、国会内で与野党国会対策委員長会談が開催されました。
   自民党の佐藤勉国対委員長は、「首相の国会出席を限定すること」を中心とする、自民・公明・民主・維新4党で合意した「国会審議の充実に関する申し合わせ」案を示し、各党に賛同を求めました。
  チゴユリ使用 私は、「まず、全党がかかわる国会運営に関する問題を一部の党で勝手にきめて、その結論を押し付ける、やり方が間違っている」述べ、その中身も「国民不在で国会審議を形骸化するものだ」と反対を表明。
   「首相の国会出席を限定し制限することは、首相や閣僚の国会出席義務を規定した憲法63条、さらには66条、72条や、国会法より、4党の『申し合わせ』を上におくものだ」批判しました。
   また、1999年に成立した「国会審議活性化法」のもとで、首相の予算委員会出席が大幅に少なくなるなど「活性化どころか形骸化したではないか」と述べ、今国会に提出された医療介護総合法案が19本もの法律を一括したもので、十分な質疑がされず、参考人からも批判がでたことをあげ、「国民の声をきかないやり方が問題だと、この間の事態の経過を明らかにし、逆行していると指摘しました。
   その上で、いま国会審議の充実で必要なことは、政府提出法案の徹底した審議の保障であり、政府に対する監視機能を強化することだ。一部の党が水面下でまとめた「申し合わせ」は、審議の充実どころか、一層の形骸化をすすめ、国会の自殺行為になる」と主張。

   生活の党の小宮山泰子さんと社民党の照屋寛徳氏の二人は、「首相の出席の制限は、国会に出席し答弁しなければならないとした憲法に抵触する。少数会派の発言を保障すべきだ」と反対を表明しました。
   みんなの党、結いの党、新党改革は、4党提案に賛同しました。
   これを受けて、自民党の佐藤氏は、「いずれにしても、賛同した党で進めていく」と反対の意見に聞く耳を持たず宣言して、会談を打ち切りました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/05/27

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