こくたが駆く

ドナルド・キーン氏講演会に参加//「京を描く 井澤元一展」鑑賞

   宮脇ギャルリー招待の、日本文学研究者ドナルド・キーン氏(外国人初の文化勲章受章者)の「京都の伝統と現在」講演会に参加。
   氏が京都時代に最初に近隣に住まいし、親交を重ねた洋画家・井澤元一さんの17回忌記念「京を描く 井澤元一展」に合わせた企画でした。井澤夫人囲んで

   氏は、1953年留学生として京都に来て以来、京都をこよなく愛してきたこと。古本屋、骨董品が大好きで、夏の暑い盛りの陶器市に胸を躍らせたことや狂言の茂山千之丞氏への弟子入り等を語りました。また1975年に週刊朝日に「日本文学散歩」を連載した際、井澤さん挿絵を依頼したこと、期待に応えて「絵だけでなく学問的に研究をしてくれた」と秘話を述べました。
   92歳に関わらずかくしゃくとして、講演の後、質問にも答えました。聴衆の多くの笑いを誘ったのは「日本国民になって良かったことは」の問いに、「日本人として自由にモノが言えるようになった。『文楽がない大阪に何が残るのか』と大阪市長の悪口を言いました」と答えたことでした。
   井澤さんご夫妻は、私と同じ町内の一員で、親しくさせていただきました。お元気な八重夫人(右端)と町内会の方々とパチリ。井澤氏作品展

  井澤画伯の 「未来への貴重な絵」(ドナルド・キーン氏)を、講演会終了後鑑賞。下京区堀川五条下る「京都東急ホテル内 ギャラリー」で、17日まで開催。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/07/10

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