こくたが駆く

消費者特、有村大臣に「閣議で消費税増税の中止意見を述べよ」と要求!

   消費者特写真29日、消費者問題特別委員会が開催。消費者行政を担当する有村大臣に、消費税増税後の経済状況、個人消費の落ち込みと暮らしへの打撃、中小零細企業が税を価格に転嫁できない現実などを示し、「内閣の一員として、さらなる消費税増税はやめるべきだと閣議で意見を述べよ」と追及しました。
   大臣は、「最終的にこれは総理がお決めになられることですが、消費者の担当の大臣としては、消費税の是非について、物価に関連が出てくることですから、その動向も踏まえて御判断くださいということは言っていかなければなりません」との答弁でした。
   もう一つ煮え切らん態度で、共通して、まるで他人事かのような答弁に終始していたのが特徴でした。

消費者特側面写真消費税増税から半年、食料品や電気代など生活必需品を中心に消費者物価が大きく上昇し、実質賃金が下りっ放しで家計に大きな打撃を与え、大変厳しい負担となっています。
   4~6月期の個人消費は、前回の消費税増税直後を大きく超え、過去二十年間で最大の落ち込みとなっています。特に所得の低い階層の実収入、消費が大きく落ち込んでいること、また働く女性の四三%が年収二百万に満たない状況に置かれいることなどから「この層がいかに消費税増税の打撃を受けているのか明白だ」と指摘しました。
   さら、消費税転嫁に苦労する中小零細企業の問題を取り上げました。全国商工会連合会は、4月以降に二度に渡り調査を行っていますが。両調査でも約4割が「消費税が転嫁できない」と回答しています。特に規模の小さな事業者ほどその割合が多くなっており、今後の転嫁状況の見込みについても、規模の小さい事業者ほど厳しいと考えている割合が多くなっていることなどを示しました。
   大臣は、「消費税率の引き上げは担当でない」と答弁したり、個人消費の落ち込みについて想定内かと質問にも「私が担当として、想定はこの域だということを発表しているわけではない」との答弁。閣僚の一員、政治家としての見識をと問うているのに、他人事のような態度に終始していました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/10/30

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