こくたが駆く

京都市会で、アルマイトの食器の廃止、京焼・漆器の使用の方向へ!

   京都市会において、京都市は、学校給食でアルマイト食器を年次計画を立てて改善していくこと、清水焼や京漆器などの伝統地場産業の食器を、各校ランチルームに導入し、和食文化にふれあうようにしたいと表明しました。
   玉本なるみ京都市会議員の質問に対して答弁したものです。
こくた.jpg   私は、2012年10月に「学校給食に京都の伝統産業である清水焼・京焼の食器の活用を!」の提案(後述)をし、清水焼などの伝統地場産業の業界にも働きかけ、京都市にも、日本共産党京都市会議員団(北山ただお議員、宮田えり両京都市議、はら俊史二区国政委員長)らとともに申し入れをしていました。
   長年の保護者や関係者の皆さんの願い実現へ、一歩が踏み出されたことをうれしく思います。と同時に必ず実現させていくために全力をあげていきます。ご一緒に力を合わせましょう!

   振り返ると、2013年12月「和食、日本人の伝統的食文化」ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
   京都市は、これを契機に「学校給食における和食の検討会議」が今年4月に設置。11月4日の市会教育・福祉委員会で「学校給食における『和食』の検討会議における意見のとりまとめ(案)」=中間まとめが報告されました。
   中間まとめでは、「和食とは、主食としてのごはん、汁物、おかず(主菜・副菜)、漬物を組み合わせた『一汁三菜』を基本にした、お茶、和菓子、しつらえ、使用する食材や器、料理にまつわる季節感や伝統行事等、全体をさすもの」と規定しています。
   そして「食器は和食文化の豊かさを支える要素の一つ。この京都は和食器の伝統に根ざしている。・・・おいしい味わいのある学校給食が、本来の味を損なうと感じられる食器で食べられている。器を大切に使い、料理を味わうにふさわしい食器で食べることができるように更新すべきである」としています。

私の提案を紹介します。

京都の学校給食で、地場の陶磁器の活用。」(2012年10月)
京都の学校給食で和食の検討がされている折、地場の陶磁器の活用をあらためて提案するものです。」 (2014年7月)


   提案1 子供の健康と食育を優先し、陶磁器の食器を
現在、学校給食の食器は陶磁器、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレートの3種が主流ですが、その中でも、環境ホルモンの心配のない陶磁器の使用が増え、最も使用されています。京都でも、子供の健康を第一に考えて、陶磁器の食器を使用すべきです。

   提案2 京焼・清水焼など地元の陶磁器の活用で、地場産業の応援を
   全国では、学校給食の食器として陶磁器を使用するのが当たり前となってきました。また、漆器などを含め「地場の食器で子どもたちの給食を」と、地場産業の活用も広がっています。例えば、秋田県では伝統産業である川連漆器を学校給食に使用し、地元産業の理解にもつながっています。
   京都は陶磁器の全国的産地です。京都でも、学校給食に地元の陶磁器を使用すれば、地場産業を応援することにつながります。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/11/11

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