こくたが駆く

昌山人さん出版記念メッセージ

070908昌山人さんの著書

福島先生、「カメムシな夜」出版おめでとうございます。

 所要で欠席せざるをえません、心からおわびします。

 

昌山人さんは、純な“子どもの心”を失わない瑞々(みずみず)しさを持った方です。

 一心不乱に遊び続けた子どもの頃を、このように描写できる方がいるとは驚きました。「ぼくの夕焼け空」は、生まれ育った地方は違っても、 トンボをおいかけた子どもの頃を読者は懐かしく思い出すのではないでしょうか。

 その想いが映画『絵の中のぼくの村』と、『ストレイト・ストーリー』に重なるのでしょう。

 

昌山人さんは、反骨と優しさを併せ持った方です。

 『君が代』を球場で歌わないのは勇気が要ります。私もある戦没者慰霊の集いで、起立しないのは、結構シンドイものでした。

 その反骨精神は、患者に対すると優しさとなるのです。

 

お母さんとの交流が、微笑ましいかぎりです。

私は旅館に生まれました。幼稚園は当時“女中”さんに送ってもらってましたが、いつも泣いて帰ってきて、結局中途退園しました。(そうです)

それを母はいつも面白おかしく大袈裟に家族に吹聴します。悪口を言い合って、私の連れ合いと一緒になって笑いころげるのです。

 今度は私の倅(せがれ)にも歴史は繰り返されるのでしょう。幼ない折、 手を虫に刺されプンプンに腫らしかかりつけのお医者さんに行きました。オモロイ先生で、一言「ああ、これは毛虫にまけたんや」となだめたら、 倅は「毛虫が勝ったんか」と答え、夫人である看護婦さんも大笑いでした。こんなことが孫に伝わるときには、 大きな話しになっていることでしょう。

 市井の生活感が滲み出て、「ほんまにそうやな」と相槌をうち、共感できるほのぼのとした温くもりが昌山人さんのエッセイにはあるのです。

 

“怪人”昌山人の今後一層のご活躍をご祈念して、水(『午後の遺言状』ではありませんが)わけても水道水で乾杯!

                    衆議院議員   こくた 恵二

 

 「カメムシな夜」福島昌山人さんの新しい著作である。結構いけるよ。
本の”帯”に「あるときは革ジャンのミュージシャン、またあるときはホームレスの『おトモラチ(友達)』。 観客の入らないマイナー映画をこよなく愛し、診察室ではヤクザの兄ちゃんを脅し諭す医者・・・しかしてそのココロは?」
 下京区で開業する福島医院の院長のエッセイ集。お祝いの席に駆けつける予定だったが、 ご存知のように日本共産党の第五回中央委員会総会に出席のため、残念ながらメッセージを託した次第。

 ところで明日、9時から、NHKで「日曜討論」に出席。各党国会対策委員長と「臨時国会にどう臨むか」などの討論を行なう予定。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/09/08

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