こくたが駆く

大連のまち、旅順203高地。全建総連大会あいさつ。明日はNHK日曜討論に出席

203高地砲座を  先週の日曜日は、 中国での親善サッカー大会の終了の翌日は、大連市内にある日露戦争の最大の激戦地旅順を訪問しました。

 行く道すがら感じたのが二つありました。一つは「北方の真珠」 と呼ばれる町にふさわしくまちがきれいで北京や上海と比べても格段の美しさです。ゴミがほとんどありませんし、 アカシアが街路樹の中心で風景が美しいといえます。

 もう一つは、中国全体がそうなのですが、建設ラッシュだということ。旅順にいく自動車、 郊外にでると、ふるいレンガ造りの住宅が壊されている光景が何度も飛び込んできました。暮らしは生業はどうしているのか?住宅は? とつい考えました。203高地全員写真

 旅順の203高地は、旅順港を一望する要衝。日露戦争の行方を決めた場所です。

 結構日本人のツアーが来ていました。ずいぶん声をかけてもらいました。

 先週の報告まで。 明日は9時からNHK日曜討論に出席します。各党の出席は、 国会対策委員長です。

 


  

全建総連でのあいさつです。

全建総連第48回定期大会おめでとうございます。 日本共産党を代表して連帯のあいさつをおくるものです。まず、さきの参院選挙でのご支援に心からの感謝を申し上げます。 ありがとうございました。

1、 全建総連のこの間の運動に敬意を表する。

小泉「構造改革」 のために、地方経済が疲弊し、生活関連の中小の公共事業が少なくなり建設産業で働く人々が減っている下で、 全建総連はこの一年間で実増7280人、70万9739人と三年連続で組織を大きくされたことに、 私も組合員拡大の出陣式に幾度か参加しましたが、わが事として喜び、心から敬意を表します。

 6月20日建築基準法改正の施行は、 住宅着工を落ち込ませ、皆さんの仕事にも影響を与えました。性急なやり方に是正を求めるのは当然です。

そういう頑張りを背景として、 建設国保についても来年度予算に向けて概算要求で昨年より2千万円増の281億円の特別助成、 特定検診などへの国庫補助も24億8千万円盛り込ませた。これも大きな成果です。

この要求を何としても実現させるために各省交渉、 大臣交渉含め、日本共産党国会議員団全力で奮闘します。

2、政治は国民の手で動きつつある、 せめぎあいの新しい情勢だ=面白い情勢の展開

①何よりも、沖縄戦歴史教科書問題で、 9月29日に開催された戦後最大の11万人を超える県民大会が内閣に衝撃を与えた、一定の対応をせざるを得なくなっています。

文科大臣は、訂正申請があれば、 見直すとの態度。「検定の撤回と記述の回復」という県民の総意に応えず、責任を回避しようとする動きは許せません。 せめぎあいが続けられます。

「あの戦争は正しかった」 「アジア解放の戦争だった」とする“靖国”派は大打撃を受けました。福田氏「靖国参拝はしない」と明言。 所信表明では改憲のかの字もなし。改憲を6年以内やると言っていた計画は変更を余儀なくされ、迂回作戦を取らざるを得ません。

②県知事からもお話しがありました。 地震による被災者の生活再建支援に関する問題です。与党も今まで、 住宅再建への支援は個人の財産形成に資するとして反対してきましたが遂に「住宅本体に対する支援」 を法案として提出せざるを得ませんでした。

③後期高齢者医療制度、障害者自立支援法、 母子家庭の児童扶養手当削減等々の見直しを表明。福田首相は「国民の気持ちに添えていなかった」と反省の弁を述べた。

 政府が矛盾と破綻を認めたのだから、 撤回、廃止に追い込もうではありませんか。

3、変化をつくった最大の要因は何か?  国民の審判です。

①負担増をはじめとする弱肉強食の 「構造改革路線」への国民の激しい怒り

②「戦後レジームの脱却」と称して、 戦前への回帰・改憲の動きへの厳しい批判。

悪政に対し、 「暮らしと平和を守れ」の全建総連をはじめとする運動と、「政治を変えたい」という国民の熱い思いが根底にあります。

4、 全建総連の闘いと組織の発展を期待する

福田内閣は、 一定の手直しを図りつつしかし「構造改革」の基本は継続することを明言。また、社会保障の要求に対して、 財源として消費税を持ち出してきています。今日の毎日新聞で、与謝野自民党税制調査小委員長は、「消費税2%以上の上げるべき」 と述べています。

私どもは、大体、 苦しむ庶民には大増税、史上最高の大儲けの大企業には減税の逆立ち税制を正すこと。法人税を10年前の水準に戻すだけで約4兆円、 証券取引優遇税制、研究開発減税などただせば1兆円。消費税増税などもっての外です。全建総連が院内での消費税増税反対集会、 さらに大会スローガンにして頑張っていることは心強い限りです。

もう一点、 平和でこそ建設職人の生きる道があります。侵略戦争と軍国主義の美化の動きに抗して、憲法が生まれて60年の節目の年、 平和の旗を掲げようではありませんか。

全建総連が、運動、 組織の両面で大いに発展されるよう祈念しご挨拶とします。

 

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/10/20

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