こくたが駆く

党首会談という名の密室談合

 今日午前、福田首相と小沢民主党代表による党首会談が行われた。
 実は、この二党だけの党首会談のため、予定されていた衆議院テロ特別委員会における野党の質問が二時間も割愛されたのだ。
 昨夜、自民、民主両党の国会対策委員会の代表から、これらが提案された。私は、「党首会談を行うというなら、 全会派が参加するものにすべきだ。そのようなことをせずに二党だけで行い、二党だけの都合で決定した委員会の質疑を変更することは許せない」 と反対を表明。
 

 開催された、二党の党首会談は一時間強二人だけで行なわれ、 どういう話し合いの内容だったのか国民の前には何ら明らかにされていない。
 これには自民党の参院幹部も「詳細が明らかにされておらず密室的要素が多い」と批判せざるを得ないものだった。
 結局”密室の談合”そのものだった。新テロ対策特別措置法案の扱いについて議論するなら国民の前で堂々と議論すれば良いではないか。

 

 

 さらにあきれたのは、31日に予定されていた福田首相と小沢代表による”党首討論”までもが中止になったことである。
 衆参両院の国家基本政策委員会は、合同幹事会を開催し、党首討論の延期を決めたのである。

 私は、国会運営の基本にかかわる問題であるし、「どういう理由で延期するのか明確にしてほしい」と主張。
 自民、民主の両党は「理由はない」「分からない」と発言するしまつ。それでは責任が持てない、許されない。 私は延期には反対であると述べた。

 

| コメント (8) | トラックバック (0) | Update: 2007/10/30

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コメント

 二党だけの党首会談に応じる小沢氏も小沢氏だが、その小沢氏率いる民主党へ投票してきた共産党支持者も共産党支持者ですよ。自分たちも蒔いた種ですから、責任を感じてほしいですね。

~たしかな野党を、小さくても応援し続ける勇気を!~

やっぱり、「首相の選択・小沢一郎」は、パスしてたほうがよかったかな。

結果で言ってもしかたないけど、リスクの予想として。

 嶋ともうみさん。いつもめーるありがとうございます。
 あなたが言うような、今回の二党党首会談について、日本共産党支持者にそういう責任があるとは思えません。
 だいたい、日本の政治変えたい、自民、公明の悪政に「ノー」との思いで、民主党に投票された方も多いのではないでしょうか。
 密室協議を行なう人物に責任があるのではないでしょうか。それを批判し変えていくのまた国民であると考えます。

 密室会談で福田首相は、新テロ特措法を通すために民主に大連立を呼びかけたことが明らかになりましたが、ことの本質は、自民・公明の政治がまさに行き詰まっていることが明らかになったことだと思います。テロ特措法が期限切れになったら民主の中がまとまらなくなると自民は計算していたのだと思いますが。連立拒否回答は、参議院選挙での国民の「自民、公明の悪政ノー」の声があり、民主党も「うかつな動きはできない」との判断の結果だと思います。選挙の結果はやっぱり大きいものだと改めて思いますね。新テロ特措法の影響で、最賃法案や障害者自立支援法の見直しや後期高齢者医療の凍結・中止や労基法の改正など国民生活に重要な法案の行方は今後どうなるのでしょうか。こちらのほうが心配です。それともやはり解散総選挙が早まるのでしょうか。

>二党だけの党首会談に応じる小沢氏も小沢氏だが、その小沢氏率いる民主党へ投票してきた共産党支持者も共産党支持者ですよ。自分たちも蒔いた種ですから、責任を感じてほしいですね。

>だいたい、日本の政治変えたい、自民、公明の悪政に「ノー」との思いで、民主党に投票された方も多いのではないでしょうか。

 角度に違いはあれど、政治に対する怒りの気持ちという点では共通していると思います。

>密室協議を行なう人物に責任があるのではないでしょうか。それを批判し変えていくのまた国民であると考えます。

 今、今回の件で国民が怒ってはいても、総選挙投票日に向けてその怒りをぶつける事が出来るかどうかが大事ではないかと思います。国政選挙に向けて日本共産党幹部の方々が「公平な報道を」などとマスコミ各社に申し入れをするのももちろん大事ではあるけれど、今回の件を日本共産党の政見放送で取り上げる事も重要ではないかと思います。

 マスコミなんてどうせ自民党と民主党のどちらかが勝つようにしか報道しないから、信用出来ません。マスコミこそ信用される報道に努めてほしいです。

 「民主党へ投票してきた共産党支持者」自身も、日本共産党が国政選挙で敗北する度にボロクソに批判される党幹部の立場も考えてほしいです。敗色濃厚でもがんばって党公認候補へ投票してきた私たちがいるからこそ、穀田さんたち党公認の人たちが議員バッジを付けていられるわけです。

~たしかな野党を、小さくても応援し続ける勇気を!~

 前原さん。お久しぶりです。
 私どもは、泰然自若。新しい政治の流れ起きつつあります。災害被災者生活再建支援法も、長い間の取り組みで改善されます。まさに国民の運動と世論の高まりが一歩一歩政治を動かしつつあるのです。
 引き続き大きな運動を起こし、障害者自立支援法や後期高齢者医療制度の見直しを実現させましょう。

 嶋さん。マスメディアへの批判はおっしゃるとおりです。
 しかし、後半のご意見はあまり賛成できませんな。
 敗北されると批判されるのは当たり前ですし、私もその責任の一端を担っているのですから。
 勝利を信じている方、情勢は分からなくてもやっぱり日本共産党しかないという多くの方々の善意に私は触れてきましたから。
 次の選挙は是非勝ちたいと思います。二大政党制の破たんが目の前で起っています。参院選で示された国民の民意を実現めざす運動を大きく起こすというポジティブな考え方で臨みましょうや!

 goldbergさん。
 そういう懸念も当然でしょう。
 私どもの選択は、「自民、公明の政治ノー」という国民の審判を受けて、反自公の意思表示として、二回目の決選投票で支持したのです。 

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