党首会談開催さる!
福田首相と5党首との会談が官邸で行われた。会談は各党別に行われた。日本共産党から志位委員長が出席。市田書記局長と私が同席した。
相手方は伊吹幹事長、大島国対委員長、町村官房長官が同席。
首相からは日米首脳会談とASEAN関連首脳会議等の外遊報告が行われた。日本共産党の志位委員長は、次の三点を提起し首相にただした。
②軍事利権の問題について。大臣任命権者であり、自衛隊の最高指揮官である首相として真相究明にあたるべきだ。
③喫緊の国民生活の問題について。社会保障予算の自然増を認めず毎年2200億円を削る社会保障抑制路線を転換すべきだ。 また政府税調答申で「消費税率引き上げで賄うことを選択肢として検討する」とあるが、首相も同じ考えか。
福田首相は、「和平交渉には時間がかかるんです。掃討作戦と同時並行でやるべきなんです」と発言。志位委員長が
「タリバン全体を掃討の対象と考えているのか」とただすと「実態はよくわからない」などと発言した。私は、
アフガンの実態を踏まえているのかと思いましたね。
軍事利権については、「私に何が出来るんですか」と他人事発言で情けなくなった。
消費税率の引き上げについては、「そうせざるを得ない」と発言する始末。志位氏の「我々は断じて認められない」と厳しく批判した。
首相の報告は、外遊のことばかりでした。民主党との会談では、「『新テロ特措法の成立を何とか頼む』と何度も言われました」
(小沢代表の会見)とのこと。そのことは、日本共産党との会談では、一言もありませんでした。
率直に言って、自民と民主の密室党首会談への国民の批判の中で、「他の野党とも話し合いましたよ」
と手順を踏んだアリバイづくりの感を否めませんでした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/11/22