こくたが駆く

守屋氏、額賀大臣の証人喚問についての私どもの立場

 参院財政金融委員会は、本日、守屋武昌前防衛事務次官と額賀福志郎財務相の証人喚問を12月3日に実施することを決定した。
 これに先立って、午前に4野党国会対策委員長会談で、証人喚問に対する議論が行なわれ、私は次のように主張した。
 ①守屋、額賀両氏の証人喚問を求めることは、当然で賛成だ。ただ、額賀氏の宴席に出席問題だけにとどまらず、 日米軍事利権全体の究明のために、守屋、額賀両氏と秋山直紀氏(日米平和・文化交流協会理事)の証人喚問を要求する。
 ②証人喚問は、全会一致での議決を努力すべきだ。
 ③喚問のやり方も、まず守屋氏の再喚問を行い、その証言を受けて、「どうしても額賀氏の喚問が必要だ」 という二段構えの手順を踏むことも必要ではないか。

 これに対して、山岡民主党国会対策委員長は、「宴席問題にかかわらず、防衛利権めぐるシンジケートに迫っていく必要がある。 秋山氏山田洋行の野村氏なども呼ぶべきだ」とのべ、「問題となっている昨年12月4日の、人形町濱田屋での宴席の事実関係について、 新たに証言したのは守屋氏なのだ」と明らかにした。

 ここに至っては、守屋氏を再喚問し、事実を証言してもらう、 食い違いを主張する額賀氏を喚問することは一連の疑惑を解明する上で欠かすことはできないことは明らかだ。しかし、私は、 「そうであればあるほど、守屋氏の再喚問は全会派が「ノー」とは言えないのだから、そこを一段クリアーしてから、 さらに前に進むのが良いと思う」と発言した。

 

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2007/11/27

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コメント

確かに全員一致での証人喚問が望ましいが、一度宣誓までした席で守屋氏が証言した額賀氏の出席問題に対して、今ここで賛意を翻すのには理解が出来ない。
 自民党が賛意しないのは、都合が自党に悪いから賛成しないのであり、常に全員賛成と言う事が証人喚問の前提になれば、都合の悪いものの党は賛成しなくなる。
 それでは今後も真相の究明が出来なくなる。このように誰がが賛意しない場合には証人喚問を不可能にするのは、共産党に何か自民党から強硬に証人喚問されては、都合の悪い事が存在するのか等と思ってしまう。そうでなければ、真相究明のために証言を求めるべきである。
 証人喚問のタイミングが遅すぎた。政府が二人並べての証人喚問を防ぐために、早めに逮捕させたのかと思うし、こうなる可能性は恐れて予測していた。いつも信念を貫く共産党が、何故もっと早く証人喚問をさせなかったのか残念である。
 いつの疑惑も政治家に及ばずに終わってしまうので、またかと悲しくなる。是非真相究明に全力を尽くして欲しい。

 自民党が賛成しないことが国民の理解を得られなくなるところまで追い詰めることが必要なのです。いままで、竹下氏や中曽根氏など元総理大臣も合意をせざるを得なかったのです。
 
 「何故証人喚問をさせなったのか」とのことですが、日本共産党が主張すればできるものではありません。真相解明にいち早く日本共産党が証人喚問を要求した事実はどのメディアも知っています。
 また12月5日、額賀氏の訪米に絡む新たな疑惑と事実を明らかにして、証人喚問の必要性を訴えているのでもお分かりいただけるのではないでしょうか。

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