安倍首相の施政演説を聞いての感想、角田参院副議長の辞任について
安倍首相の施政演説を聞いての感想と角田参院副議長の辞任についてメディアに問われた。 私は、首相の演説については、 「率直に申し上げて、 国民に響くものがないという感想だ」と語り、辞任問題については、「辞任は当然。真相解明を」と述べた。
詳細は以下の通り。
安倍首相の施政演説を聞いての感想
今国民が政治に期待しているものについて語る言葉がなかった。
一つは、「貧困と格差」の拡大、いわゆる「ワーキングプアー」をはじめとする国民の耐え難い暮らしの困難を、 どう打開するのかについて心を寄せない。
「成長の実感を国民が肌で感じることができるよう」と述べたが、国民の暮らしの大変さを実感して欲しいものだ。
もう一つは、「政治とカネ」の問題について、たった二行触れただけ。閣僚と自分の党の幹部の、いわゆる“事務所費”疑惑は他人事だ。 真相解明の姿勢もなく責任も感じられない。
その反面、国民が望まぬ政治の方向だけは強弁した。一つは財界の要望を入れた「減価償却に関する税制度」の見直し、 二つは来年度の消費税の増税実行宣言、三つは憲法改正のための国民投票法案の今国会成立である。
冗談じゃない!国会での論戦と、国民的運動、二大選挙での日本共産党勝利で早々にお引取り願うしかない。
角田参院副議長の辞任について
角田氏は、「政治不信を増大させる結果になりかねない」「民主党内においても、…深刻な影響が出るとの意見も」あり、 副議長を辞職すると会見した。
私は、記者に問われ、「辞職は当然だ。 しかし二五二〇万円にのぼる政治献金の記載していなかった問題の真相を明らかにする責任がある。 民主党も自浄能力を発揮しキチンと調査し発表すべきだ」と答えた。
同時に、氏は当初「選挙資金の問題は認識の外にあった」と会見、次には「(県連)がはっきり『ない』と言っている。それを信じる」 と、 発言してきた点も重大だ。
| コメント (0) | トラックバック (3) | Update: 2007/01/26