自公が予算案の採決を強行断固糾弾! 明日はテレビ出演
29日は、朝から予算委員会の集中審議が行われ、イージス艦衝突事故での防衛省の情報隠しなど、 ひきつづき審議すべき問題点が明らかになった。ところが、委員長職権で予算案の締めくくり総括質疑と採決を強行。 野党は審議が尽くされていないと抗議した。
結局、深夜の本会議で、自公は予算案とガソリン税の暫定税率十年延長を盛り込んだ租税特措法改定案を含む歳入・ 税制関連法案の採決を強行し、可決した。
日本共産党は、本会議に出席し、政府提出の予算案等に反対する討論を行なった。
道路特定財源、イージス艦衝突事故、貧困と格差など本格審議はこれからという段階での審議うちきりは、 各党に徹底審議を求めた衆参両院議長あっせんを踏みにじる暴挙だ。断固抗議する。ひきつづき徹底した審議を求めていく。
あす2日は、朝からテレビ番組に生出演する。
午前7時30分から「報道2001」(フジテレビ系)
午前9時から「日曜討論」 (NHKテレビ・ラジオ1、衛星2)
午後は演説会のため新潟へ向かう予定だ。
29日午前は、国土交通委員会で道路特定財源問題の質問に立った。とりあげたのは、「道路中期計画」(59兆円)に位置づけられる 「地域高規格道路」(都市高速道路など)。今後10年間に約6兆円もの税金が投入される
ところが、「地域高規格道路」は、採算性や必要性についての評価をする「費用対便益評価」が行われていない。「地域高規格道路」 の法的位置づけと制度創設の経緯をただたところ、冬柴国交大臣は、「1992年の道路審議会の建議で初めて示し、 第11次道路整備5カ年計画に盛り込まれた。法律に位置づけられているものではない。98年に閣議決定された」と述べた。
つまり、東京湾口道路など六横断道路建設計画を含む「地域高規格道路」は、 国民のばく大な血税を使う事業なのに法的に位置付けられていないことが明らかになった。
私の指摘にたいし、大臣は「地域高規格道路」のうち、大きなものについては「社会資本審議会に諮る」など、制度改正をすると答弁した。
私は、98年の「5全総」(新・全国総合開発計画)にもとづく「地域高規格道路」が、90年代の「公共投資基本計画」 で景気対策として線を引かれた計画だ、と指摘。バブル期に計画された「高規格幹線道路」とあわせ、経済情勢が大きく変化している今日、 真に必要かどうかを精査すべきだと求めた。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/03/01