こくたが駆く

そこのけそこのけ軍艦が通る-自衛隊の横暴は舞鶴でも!

080309京都信用金庫前

 <昨日の続き>
 奈良県での大演説会と街頭演説の後、近鉄特急で京都に戻って、四条柳馬場通の京都信用金庫前で、緊急国会報告街頭演説会をおこなった。

 一緒に演説を行ったのは吉田こういち・4区代表と、成宮まり子・京都国政委員長、司会は冨樫豊・京都市議(左京区)。

 吉田さんは青年の派遣労働などワーキングプアーの問題を中心に、成宮まり子さんはイージス艦衝突事故の問題で、問題のイージス艦 「あたご」の母港である舞鶴市・若狭湾近辺で、主に漁業者から聞きとった自衛隊艦船の傍若無人ぶりについて訴えがなされ、私は 「空転国会問題」「イージス艦衝突事故」など、国会情勢の報告を行った。

 京都民報の3月9日号で詳しく報道されているので、 ぜひそちらを参照していただきたいが(未購読の方は、 この機会に購読をお願いします)、「私は4回も自衛艦の航行に危機を感じた。 あと2,3秒遅かったら衝突して命は無かったかもしれない」(宮津市、72歳)「」 フェリーやタンカーなどの大型船は漁船群が見えると遠くから避けてくれることが多い。自衛艦は避けようとしません」(舞鶴市・49歳) 等など、ヒドイ実態が当事者である漁民から次々と寄せられている。

 さらにヒドイのは、被害の補償を値切る態度。
 88年には伊根町で定置網に突っ込む、97年・伊根町の漁船と衝突、98年・宮津市で定置網に突入、06年2月には舞鶴の定置網に接触と、 いずれも死傷者こそ出なかったものの、被害に対する補償はまったく不誠実で、
 「自衛隊の示した休業中の売り上げ補償は、わたしの見積りの2割にもならない」(舞鶴漁港の関係者・49歳)
 「自衛隊は謝罪もしなかった。泣き寝入りですよ」(伊根町・75歳)
 「私ら漁師が直接もらったのは5万円だけ。自衛隊員はとにかく被害を少なく・補償金を減らそうとする態度だった」(宮津市・70代)
 驚くべき実態だ。

 昨日の演説の中では、「『あたご』の衝突事故の問題でも、被害者の捜索・救援の真っ最中に派遣をしたヘリコプターで、 こっそり航海長を呼びつけて事情を聴取していた問題が発覚した。漁民の命よりも『組織を守る』『情報を隠す』 ことを最優先する態度であり断じて許せない!」と厳しく批判した。

 党京都府委員会としてもこの事態を重く見て、3月4日には舞鶴地方総監部に、 イージス艦「あたご」衝突事故の真相解明と、海上での安全航行を求める緊急の申入れをおこなうとともに、3月6日には近畿ブロックとして、 瀬戸恵子・ 衆議院比例近畿ブロック予定候補らとともに、成宮さん、吉田さゆみ・5区候補が、東京の水産庁に緊急の申し入れをおこなっている。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/03/09

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