なぜ、日本銀行総裁人事に不同意なのか。
今日、政府提出の日本銀行正副総裁人事、武藤俊郎(総裁候補)伊藤隆敏(副総裁候補)が参議院で不同意の判断が下された。
メディアは、「日銀の人事になぜ『不同意』なのか」などの社説を掲げている。この際私どもの見解を明らかにしておく必要がある。
以下は、私どもの見解である。
武藤氏は、2000年から、大蔵・財務事務次官を勤め、弱肉強食の小泉「構造改革」を推進する先頭に立ってきたこと、 アメリカの圧力の下、超低金利政策を取り、日本の金融を異常な状況にしたこと、総裁にふさわしくないと判断しました。
副総裁候補の白川方明氏は、日銀理事をつとめながら、日銀の異常な金融政策に明確な批判的見地をとっているとは見えない」「として、 さらに「超低金利政策の一端を担い、日銀の金融政策の枠をでるものではない」として、賛成しがたい。
副総裁候補の伊藤隆敏について言えば、「06年から財政財政諮問会議の議員をつとめ、財界メンバーとともに、文字通り弱肉強食の 「構造改革の中心人物であるため」反対である。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/03/12