山形市での演説会、高橋衆院議員と
私にとって、山形市での屋内演説会は初めてだ。(日本海側の鶴岡、酒田、
また各種選挙戦での応援演説などはしていのだが)
演説会では、次の4点を訴えた。
一、 日銀人事めぐっての私どもの対処と考え方を報告。
二、道路特定財源と中期計画について、 国会論戦を丁寧に紹介。
三、 国民の力で政治が動く時代であることを、被災者再建支援法の成立など高橋議員の活動と重ね合わせて、事実で報告。
四、 日本共産党の提起する日本改革の方向と“綱領”の関係について訴えた。
農業の問題について発表した 「農業再生プラン」もとづいて、述べた。
肝心なことは自民党農政によって、日本の農業は断崖絶壁に追い込まれ、米価の下落で、農家の経営がいよいよ立ち行かなくなり、 食料自給率は39%まで下がったことを厳しく批判。
次に、食料をめぐる国際情勢の変化すなわち、世界をみれば、全体として穀物・食料が逼迫し、 投機マネーの影響で穀物の価格が上昇していること。これまでのように食料は外国から安く輸入に頼るではすまない事態になっていること。 「安全な食料は日本の大地から」という立場で自給率を引き上げることは急務。 そのためには農家の経営をしっかりと安定させる支援が必要と基本方向をまず述べた。
その上にたって
農産物の価格保障を中心としながら所得補償を組み合わせて再生産を保障する。
②誰が農業を担うか? 家族経営を主役として、 大規模農家も大事な役割、集団営農もふさわしい応援を。すなわち農業をやりたい人、やれる人、 やる意志のあるすべての人を応援する農政への転換。
③国境措置を維持・強化し、歯止めのない輸入自由化にストップをかけること。
世界では、各国の「食料主権」を保障する貿易ルールの確立を求める考えが大きく広がっている。
という提案の中心ポイントを訴えた。
| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2008/03/21
コメント
昨日、長野県委員会で各地区代表による農業担当者会議が行われた。佐久地区委員会代表ということで、不肖私が参加となった。農業再生プランについての反響について意見を求められたので、「日本農業の現状の把握、将来の方向について良く分析され考えられているが、具体的な処方箋が見えない」とかましてしまった。
①農家の経営安定のため価格保証・所得保障だけではインパクトがない。その重視する産業の振興のためには、税金の免除・軽減が必要だ。たとえば1千万円に引き下げられた消費税免税業者基準を前の3千万円または5千万円に引き上げること。または食料品に対しては消費税を免除すること。
②新規就農者・後継者に対して農業者としての資格を与える制度を導入し、その資格を得るまでの学資について国が面倒をみること。(国の自衛と称して自衛隊でやっている、けして無謀な話ではないはず)食料主権ならできる!
③ミニマムアクセス米、減反は廃止し、需用を上回るものにたいしては飼料作物、大豆・麦の転換をはかり、食用米と同等の所得を保証すること!
などと自論をぶち上げてしまいました。県委員長は「共産党はこのようなプランを発表した、このことを広め政治課題として訴え,食と農と健康を守る政党であることを知ってもらう事が重要だ」と締めくくってくれなければ、もっと暴走していたかもしれない。「わが村の農業再生プランとか具体化すると面白い」と思わせる「たたき台」に最適です。農協青年部の若い衆に叩いてもらおう!
投稿者: 市川一実 | 2008年03月22日 08:55
市川さん、大役のお務めお疲れ様です。
なかなかの持論ですね。
食料をそれほどつくってもいいじゃないか。いまどれほどの人類が飢えているのか?これからどれ程の食料が必要なのか?ここを考えていかねばなりません。
水田などの環境保全の価値をどのように多くの国民の共通の認識にするのか。
もっといろんな角度から論議を深めたいですね。ともに頑張りましょう。
投稿者: 恵二 | 2008年03月30日 22:53