こくたが駆く

日本国民救援会80周年おめでとうございます。(写真を補強)

DSCN1685

 日本国民救援会が80周年を迎えた。

 今日では、権力の弾圧・冤罪・国や企業の不正に立ち向かう人々を支援する「正義への共鳴と惻隠の心」を伝統とする人権団体である。
 日本共産党を代表して、お祝いのあいさつをした。

 参加者から写真の提供をいただき、掲載しました。080405国民救援会

<続きを読むとあいさつ全文が載っています>

 

 日本国民救援会創立80周年、おめでとうございます。日本共産を代表して、お祝いのごあいさつを申し上げます。 
 日本国民救援会は、戦前、天皇制政府が労働者・農民の闘いの高揚と日本共産党の前進をおそれ、激しい弾圧を加えてきた「三・一五事件」 に対する抗議と救援活動のまっただなかで、1928年4月7日、「解放運動犠牲者救援会」として創立されました。それ以来、 戦前の一時期を除き、わが国の革新・民主運動に対する国家権力の不当弾圧のあるところ国民救援会がありました。「正義への共鳴と惻隠の心」 と表される伝統が世紀を超えて息づいてきました。
 わが国の人権と民主主義を求める熱い闘いの中で、日本共産党は国民救援会と固い絆で結ばれてきました。今日、日本国民救援会は、 救援会綱領で述べているように「わが国最長の歴史と最大の会員数を擁する人権団体に発展し、 地域や職場の人権と民主主義を守るセンターとして」の役割を発揮しています。 この場をお借りしましてこのような前進をきり開かれた国民救援会の皆さんに、心から敬意と感謝を申し上げます。 

 80年の闘いの中で切り開いてきた救援運動の財産は、たいへん豊かなものがあると思います。それに関連して、 私は二つのことを上げておきたいと思います。
 第一は、戦後日本における最大の弾圧・えん罪事件であり、権力犯罪追及の裁判であった松川事件の闘いを通じて「大衆的裁判闘争」 を花開かせ、国民救援会と救援運動の発展の基礎を築かれたことであります。今後とも、「大衆的裁判闘争」の精神を受けつぎ、 わが国の人権闘争と国民救援会のあらたな前進をご期待申し上げます。 
 第二は、国民救援会が中心になって取り組んでいる、警察などの不当弾圧と人権侵害を許さず、言論・表現活動、選挙活動の自由を守る活動を、 日本の民主的改革のための重要課題として、日本共産党も国会内外での闘いを一層前進させたい、ということであります。 

 皆さん、参議院選挙後、国民の要求と運動が政治を動かすという情勢が展開しています。 違法な派遣労働を追及した労働者の運動と日本共産党の論戦で、キャノンをはじめ次つぎと派遣労働の是正が勝ち取られています。 際限なく道路をつくり続ける「自動装置」=道路特定財源根拠法と暫定税率を追及しついにその期限切れを迎えました。 差別と負担増の後期高齢者医療制度の廃止を求める世論と運動が、燎原の火のように広がっています。
 自民党・公明党の政治の行きづまりは明らかです。貧困と格差の拡大、社会保障の切捨て、米軍「思いやり」予算の延長などにみられる、財界・ 大企業中心、アメリカいいなりの政治に未来はありません。真の独立と民主主義、「ルールある経済社会」 をつくる政治へと根本的な転換をはかろうではありませんか。
 日本共産党は、来るべき総選挙で必ず前進を切り開くために、攻勢的な活動に全力をあげております。
 最後に、日本国憲法の改悪に反対し、21世紀を憲法が輝く世紀とするために、日本国民救援会が「人権と民主主義を守るセンター」として、 さらに力強く、ヒューマニズムあふれる活動と組織を発展させられることを心から願って、お祝いのあいさつとさせていただきます。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/04/05

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