日本共産党国会議員団は８日、在日米国大使館を訪れ、 沖縄県での女子中学生暴行事件や神奈川県でのタクシー運転手強盗殺人事件が続発していることに抗議の申し入れを行った。

　申し入れたのは、赤嶺政賢（日本共産党防衛部会長）、笠井亮（同外務部会長）両衆議院議員、井上哲士（参院外務防衛委員会委員） と私。
　在日米国大使館、政治部・安全保障政策課レイモンド・Ｆ・グリーン課長が応対した。

　申し入れたのは、①米軍の犯罪の続発に抗議する　②被害者遺族への完全な補償、 日本側への脱走米兵の速やかな通報　③日米地協定の抜本的な見直し　④米軍基地の縮小・撤去等の４項目。

　グリーン政治部・安全保障課長は、日本共産党国会議員団の申し入れに対して、シーファー在日米国大使、米国政府、 在日米軍司令部に必ず伝えるとした上で、米軍犯罪が続発していることについて「政府としてあらためて遺憾の意を表明します」 「二度と事件を起こさないようにするため全力をあげている」と述べた。

　私どもは、事件が起きるたびに「綱紀粛正」「再発防止」を繰り返し表明するが、改善されたためしがない。 国民は怒り不安に思っている。また沖縄で米軍憲兵が事件を起こしているし、あとを絶たないではないかと厳しく批判した。
　このような背景の一つにイラク戦争をはじめとして米軍が戦時にあることから増加していることを指摘した。

　米軍犯罪を根絶する上で、日米地位協定の抜本的見直し、米軍基地の縮小・撤去を要求した。