日本銀行総裁・副総裁人事について
9日衆参両院の本会議において、政府提案の日本銀行総裁・副総裁人事について採決が行われた。
白川方明日銀副総裁の総裁昇格については、日本共産党の以外の賛成多数で同意された。
副総裁の候補として政府は、渡辺博史前財務省財務官を政府は提案した。参院において、民主党、日本共産党、社民党の反対で不同意となった。
午後に、日銀人事について記者団に見解を問われ、次のように述べた。
白川氏については、日銀副総裁にと提案があったときに、反対の見解を明らかにしています。(3月12日付け)
今回、総裁として提案されても、態度を変える必要はありません。
渡辺氏についての日本共産党としての「不同意」の理由は次の三点です。
①80年代のバブルを引き起こした低金利政策について、批判的態度を示さなかったこと。
②90年代後半の銀行への税金投入について、当時の政府の判断を「必要であった」と評価している。税金投入・
不良債権処理がもたらした国民への被害を反省の弁がないこと。
③氏が財務省国際局長・財務官時代に、対米追随下で大量のドル買い介入政策をすすめ外貨準備を積み上げた結果、巨額の評価損を出したこと。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/04/10