物価上昇は仕方ない??首相の他人事発言は言語道断。暫定税率の復活=大増税やめよ!と追及
本日の国土交通委員会では、 政府が4月末にもガソリン暫定税率を復活させようとしている問題を取り上げた。
生活必需品の相次ぐ値上げへの政府の認識をただすともに、暫定税率の値上げ即ち「ガソリン値上げで、 さらに庶民に負担を課すことはやめるべきだ」と主張。
「物価高の下、ガソリン価格を値上げすることで生じる混乱をどう想定しているのか」と踏み込みました。道路局長は 「国民生活の影響について応えるデータもないし立場にもない」と答弁。
ここに国土交通省の本質がある。ガソリン税値下げの時は、「混乱する」と大騒ぎし、値上げの混乱は想定しないとは無責任極まりない。 国民の生活などこれぽっちも考えていないことの証左だ。
福田首相が4月12日新宿御苑の「桜を見る会」で、 『物価が上がるとかいろいろなことはありますけど、 しようがないことはしようがない。これに耐えて、工夫して切り抜けていく。 それが大事』と発言した問題について追及した。
「『貧乏人らは文句言わずに耐えろ、と言うのか』 『平安貴族のように花見をしながら庶民を見下している』『こんな首相、見たことがない』
といった批判が多くの国民から殺到している。物価や市場の安定を図ることは政治の重要な役割であるにもかかわらず、最近の物価上昇を、
「しようがない」といった「他人事発言」は、首相の資格にかかわる」と、総理の発言を厳しく批判した上で、冬柴大臣に
「この総理の発言をどう受け止めたか?最近の物価高について、どのような認識をもっているか。」と質問した。
冬柴大臣は「私はその発言は聞いていない」と前置きして、 原油価格の高騰なども指摘しながら「政府だけでできることではない」「それぞれ、みんなが(国民も) 工夫して対策しなくちゃいけない」等と無責任な答弁
| コメント (6) | トラックバック (0) | Update: 2008/04/23
コメント
さて、税務署はスタンドの燃料の在庫の確認を今回はするのでしょうか?あれだけ「混乱を招く」と強弁していたのに、なにもしていなかったことを私たちは知っています。労働者の賃金を抑制し、社会保障と福祉を後退させ、輸出産業を優遇してきた方向の転換こそ必要。今回の物価上昇は生活必需品が主です。物価抑制のための対策としての減税をすることは政治の役割と思うのは私だけ?
投稿者: 市川一実 | 2008年04月27日 06:14
物価上昇が国民を襲っています。このときに、暫定税率を引き上げる”再可決”は、国民への大増税に他なりません。
首相は、「物価値上げは仕方がない」という方ですから、庶民の苦しみなどどこ吹く風なのでしょう!
おっしゃるとおりで、政治の仕事は国民生活の安定のはず!
いよいよ、辞めさせる以外にありませんよね。
投稿者: 恵二 | 2008年04月29日 18:15
何もせずにいたら「期限切れ」になるのは、「暫定」が始まったときからわかっていたこと。
新たに立法しなくちゃならないほど大変なことなら、
なぜ、去年の参議院選挙で訴えなかった。
(「冬柴の党」など、参院マニフェストが「女性専用車両」だった。TB参照)
ガソリンの価格がどのくらいが適正か、は別に問題としてあるが、それはそれで、どうどうと論戦すればいい。
(「環境税」まで考えれば、200円/Lぐらいしてもしかたないとは思いますが。)
投稿者: ×第二迷信 | 2008年04月30日 20:26
>それぞれ、みんなが(国民も) 工夫して対策しなくちゃいけない
各政党も、「政党助成金」なんかでぬくぬく暮らさず、
「工夫して対策しなくちゃいけない」
米軍も「思いやり予算」でぬくぬくとすごさず、
「工夫して対策しなくちゃいけない」
投稿者: ×第二迷信 | 2008年04月30日 20:31
TBが通らないので、「ぺた」
参院選のネタより。
http://plaza.rakuten.co.jp/akatamago/diary/200707230000/
公明党の「マニフェスト達成率98%」には、とうぜん、「後期高齢者医療制度」も入ってるんでしょうね。いかに「女性専用車両」より、扱いが低いとはいえ…。
投稿者: ×第二迷信 | 2008年05月03日 15:48
第二迷信さん、いつもユーモアの効いたメッセージありがとうございます。
後期高齢者医療制度の導入問題の”犯人”は公明党ですよね!
山陽日日新聞では「のたうちまわる公明党」との報道もあるくらいです。
今頃になってテレビで「低所得者対策」などとよく言うよと思いませんか?
投稿者: 恵二 | 2008年05月08日 14:46