暫定税率再議決強行に厳しく抗議!-衆議院本会議で反対討論
ガソリン税などの暫定税率を復活させる税制改正関連法が本日午後の衆院本会議で、自民、公明両党の「3分の2」勢力により再可決、 成立した。
同法案は、参議院において日程協議もおこなわれ野党も審議の意志を明確にしている。にもかかわらず、衆議院から一方的に 「否決したものとみなし」て、衆議院の数の力で成立させるなどという事は、参議院の審議権を剥奪するものであり、 言語道断と言わなければならない。
2009年から一般財源化などの方針を打ち出した福田首相自身の言明とも矛盾するし、 何よりもこの60日間で大きく変化した国民の世論-相次ぐ物価上昇への悲鳴、ムダな道路建設への厳しい批判、 世論調査でも暫定税率復活反対がのきなみ6割を超えている-を踏まえれば、 2月29日の段階で通過させた法案をそのままの形で成立させるなどということが許されないのはあきらかではないか!
憲政史上に汚点を残す最悪の暴挙だ!
続きを読むと、 反対討論の動画が見られます
| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2008/04/30
コメント
民主党へ「反対なら反対」となぜ議会で態度を表明しないのだろうか?プラカードを持って議長を議会に入れない行動に意味があるのだろうか?マスコミもそれを面白おかしく取り上げるだけでなく、問題点を明らかにする姿勢が欲しいと思う。
「賢明なる国民は理解してくれる」との官房長官の発言には呆れた、「理解しない者はバカ」と言っているに等しい。物価上昇を抑える方策を示さない無能な政治に対して、国民の怒りをキチンと代弁することが議員の役割ではないだろうか?
投稿者: 市川一実 | 2008年05月01日 04:53
残念ながら、民主党は、耳目を集める戦術に頼るんですよね。私どもは、野党国会対策委員長会談でもキチンと批判しているのですが、民主党は「メディアが取り上げる」といってきかないんです。実は、いつも民主党の行動に同調していた社民党がそのような行動は「共にはできない」と批判的態度をとっていることをお知らせしておきます。
官房長官の発言は、おっしゃるとおり論外・言語道断です。このように一刀両断も必要ですよね!
投稿者: 恵二 | 2008年05月09日 21:50