漁業被害は甚大!なんとしても救済する立場で対応を-明石海峡衝突事故
本日、「港湾法改正案質疑の国土交通委員会において、
3月5日におきた明石海峡衝突事故で、 深刻な被害を受けた漁業者の救済を強く求めた。
事故が起きたのは、船舶の航行が集中する「特定航路」に設定されている明石海峡であり、
沈没した貨物船からは油の流出が今も続いている。
私は、今月18日には明石海峡事故被害抗議漁業者の集会が開催され「油止め対策」「特定航路の事故対策としての基金創設」
を求める決議が採択されたことを紹介し「国として最大限の努力で対応すべき」と大臣に迫った。
私は今回の事故について「漁業者に落ち度はあるのか、責任があるのか」との質問に、
冬柴鉄三国交相は「漁業者にまったく責任は無い。 ただしタンカー以外の船舶の燃料漏れを補償する国際的取り決めがない」
と答えた。
私はこれに対し「貨物船の油流出は石油タンカーに比べて被害が少ないと言うが、今回の事故はナホトカ号事故(1997年)
に匹敵する漁業被害が起きている」「なんとしても救済する立場での接近が必要」だと指摘し、『特定航路』
の海難事故対策として基金の創設を強く求めた。
| コメント (0)
| トラックバック (0)
| Update: 2008/05/27