「たたかえば、間違った政治は変えられる」―全商連の総会が神戸で
今日は、神戸市の神戸文化ホールで開催された、 全国商工団体連合会の第48回定期総会で来賓としてあいさつを行なった。
民商・全商連と言えば、世界にも例のない中小業者の自主的民主的組織として、全国すみずみに根をはって活動し、
中小業者の営業と生活・権利を守って数々の成果をあげている。また、消費税増税反対をはじめ、平和と民主主義をまもる国民的たたかいで、
なくてはならない大きな役割を果たしてきた。
政府与党が、社会保障財源を口実に、消費税の大増税を企てている下で、民商・全商連の役割はますます重要だ。
資本金一〇億円以上の大企業は、バブル期の二倍近い三二.八兆円という空前の利益をあげている。その利益の多くが、労働者への 「リストラ攻撃」とともに、中小・零細業者への「単価切り下げ」「下請イジメ」という犠牲によって産みだされた物だ。私はあいさつの中で 「生活苦の庶民に増税、大儲けの大企業に減税、労働法制に自由化で使い捨てと貧困の拡大と言う財界・ 大企業中心主義の政治を変えようではありませんか」と呼びかけた。
会場となった神戸といえば、95年の阪神・淡路大震災を思い浮かべる。
私は震災直後、当時の寺前巌・衆議院議員とともに、その日のうちに被災地入りをしたのだが、実はその時、
現地で民商の事務所で仮眠させてもらい、救援活動に飛び出したのだ。
あの日から13年、全商連のみなさんをはじめとした、草の根の粘り強い運動によって、ついに昨年、
住宅本体再建のための公的支援の被災者生活再建支援法改正案が成立した。
今回の総会議案には「たたかえば、間違った政治は変えられる」と書かれていたが、まさしくその通りだ。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/05/24