滋賀県・高島市で演説会
昨日の午後は、滋賀県高島市で演説会。
会場となった旧安曇川町の安曇川ふれあいセンターには、はげしく雨の降るあいにくの天気にもかかわらず約140人の参加者があった。
最初に高島市の3人の市会議員からそれぞれ市政報告があり、その後の私の演説は、第169通常国会を振り返りながら、国民の声で政治が動く新しい情勢とその中で日本共産党が果たしている役割について45分間たっぷり報告。
その後、会場からの発言・質問に答えるコーナーとあいなった。
フロアー発言のコーナーでは、高島市民病院の労働者の方から『医者・看護婦が全然足りない』『人手不足で加重労働、その中で退職者が出てさらに人手不足になるという悪循環』といった職場の実態や、高島市の伝統工芸品である「扇骨(扇子の骨組み)」の職人さん、和蝋燭(ろうそく)」の職人さんの夫人から原材料や後継者問題など、農家の方等からそれぞれ発言があり、私がそれに回答をするという形式で、当初の30分程度という予定を大きくオーバーして1時間余りのやりとりとなって大いに盛り上がった。
演説会が始まるまでの時間を利用して「道の駅・藤樹の里あどがわ」を訪れた。
レストランで昼食をとり特産品売り場を見学すると共に、高島市の伝統工芸品である「扇骨」の制作実演を行っているコーナーがあるということで見学し、お話をうかがった。
「扇骨」が、約18もの行程を経て仕上げられるという大変手間のかかる商品であるということや、安い中国製品が入ってきて食っていけるだけの仕事がないために廃業する方が増えているといった話をお聞きした。
このコーナーでは11人の職人さんが輪番で実演を行っているとのこと。その日たまたま担当をされていた方のお名前に、どこかで聞き覚えがあったのでよくよく聞いてみると、なんと私も何度かお会いしたことのある京都・東山におられる有名な扇子職人さんのご親戚だということがわかり「いやはや、世間は狭いねえ」とお話が弾んだ。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/06/30