七夕のお菓子―松屋藤兵衛の珠玉織姫はいかが?
先日、JR東海エージェンシーが発行している旅情報誌の「ひととき」 の表紙に、私がよく利用させてもらっている和菓子屋で”松屋藤兵衛”というお店の、人気商品「珠玉織姫(たまおりひめ)」 が掲載されていた。
砂糖と寒梅粉で出来た直径1cm弱くらいの5色のお菓子で、織物の「糸玉」に模してつくられている。
見た目のかわいらしさもさることながら、5色それぞれに、紅(梅肉)、青(ユズ)、白(ゴマ)、黄(ショウガ)、茶(ニッキ)
の上品な風味が添えられており、なかなか良く出来た「通好み」のお菓子だ。
1年中販売されてはいるのだが、七夕が近づくと入手が難しくなる人気商品だそうだ。
さて、七夕といえば仙台が有名だが、京都にも七夕ゆかりの神社がある。
わが地元、京都市北区の今宮神社の中にある「織姫社」だ。
祀られている「織姫」は、七夕伝説の「織女」に、機織をお教えになったともいわれる、織物の祖神である。
昔々、堀川を挟んだ東西に白雲村・村雲村があり、そこで絹などが織られていた頃から織物の祖神として祀られていたが、
現在のように今宮神社の中に祀られるようになったのは江戸期に入ってから、西陣織の機業家によって祀られたとのこと。
写真右をご覧ください、社の両サイドに、このブログでも何度か紹介した
「杼(ひ)」を形どった、朱色のユニークな献灯があしらわれているのがおわかりになりますやろか?
毎年11月11日の「西陣の日」には、この「織姫社」の前で西陣織工業組合をはじめ西陣織関係の13団体で組織されている「西陣の日」
事業協議会が、記念式典を開いている。
初詣宣伝などで毎年お世話になっている今宮神社ですが、中に入ることは滅多にないのでこの機会に紹介します。
今朝は早起きして、11時25分成田空港発の飛行機で空路フランス・パリへ向かう。到着は現地時間で7月7日の16時40分(日本時間で23時40分)の予定だ。この記事は日本を発つ前に書きためておいたものです。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/07/07