こくたが駆く

社会保険京都病院の存続・充実と地域医療を守る市民の会が発足―(伊・ローマから戻ってきました)

080713鞍馬口病院 地下鉄鞍馬口駅の近くに、北区としては唯一の総合病院である社会保険京都病院。60年前に 「健康保険・鞍馬口病院」として発足して以来、年間外来患者数約16万・入院約10万人と、 地域住民の財産である公的病院として市民の命と健康を守り続けてきた病院だ。
 その「鞍馬口病院」(私のように昔から知っている者には『鞍馬口病院』のほうが耳になじむんです) が、社会保険庁の廃止にともない、全国54ヵ所の社会保険病院とともに整理「合理化」の対象となろうとしているのだ。

 そのような動きに対して、利用者である地域住民が中心となって本日「市民の会」を結成するということで、 私も激励に駆けつけてご挨拶をした。
 ちなみに、このような地域住民が「守る会」を結成するのは、全国に54ある社会保険病院では初めてということで、 全日本医労連の田中千恵子委員長も駆けつけ、激励のご挨拶をいただいた。

 私はあいさつの冒頭『今回の整理「合理化」の動きは、2重の意味で間違っている。』と述べ、
 『一つは、社会保険庁を解体するという間違い。これは、消えた年金の問題を解決することにはまったくつながらないどころか、 責任の所在を曖昧にするだけのものだ。一緒に社会保険病院を事実上売り払うという間違い』
 『もう一つは、地域医療を崩壊させるという間違いだ。そもそも医療とは採算・ 効率だけでは支えきれない部分を公的な医療機関で補うのが当り前で、社会保険京都病院と労組は、 地域とのかかわりを大事にしてきたことは皆さんご存知の通り。』
 と、今回の『合理化』の動きを厳しく批判。
 また、私と社会保険京都病院とのかかわりについて『鞍馬口病院の時代から、労働組合の皆さんは本当によく地域を回っておられた』 と議員になる前からの付き合いであり今回このような「市民の会」が結成されたことを心から喜んでいること、 そして国会でも力をつくす決意を語った。

 集会には、新井進・迫祐仁両府議、蔵田共子京都市議が参加しました。

 実は昨夜、河野洋平衆議院議長のフランス共和国及びイタリア共和国訪問から帰国し、 京都へ戻ってきていました。
 6日のホームページには13日に帰国予定と書いてまして、確かに訪問団全体としては13日が帰国予定であったのだが、 河野議長が1日帰国を早めるとのことで、私も1日帰国を早めたためです。
 ということで今日は京都で活動しました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/07/13

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