こくたが駆く

ダム建設中止の決断を迫る-大戸川・川辺川

081112国土交通  昨日12日、衆議院国土交通委員会が開かれ、私はダム問題について政府の姿勢をただしました。

  一昨日の11日に、滋賀・京都・大阪・三重の4知事が、 淀川水系の大戸川ダムについて「河川整備計画に位置付ける必要はない」 とする共同意見を発表しました。
  これは「河川法に位置づけられた整備計画案にたいする地元意見の表明としては、初めて反対の意見表明がなされたもの」であり、国土交通省として中止を決断すべきだと主張しました。

081112国土交通2  そして、国土交通省が「ダムが中止になれば、付け替え道路をダム事業予算で継続して実施することは困難になる」と説明している事について、私は「脅迫まがいのやり方をやめ、ダム建設が中止された後の地域振興を図るルールを検討すべきだ」と提案をしました。

  金子一義・国土交通大臣は「ダム関連予算での事業は執行できなくなってくるが、関係知事と協議して、今後の対応を検討したい」と表明しました。

  さらに、川辺川ダムについて建設の白紙撤回を表明した蒲島郁夫・熊本県知事と、大臣が先月会談を行った際に、大臣が「ダムによらない治水を極限まで追求する場を設けたい」と提案したことについて「ダム中止もあり得るのか?」とただしましたが「検討する場を立ち上げるということ」と述べるにとどまり、ダム中止の可能性について明言を避けつづけました。

  ダム建設に固執する政府の姿勢は許せません。引き続きこの問題は追求していきます。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/11/13

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