日米合同演習反対!-11・24あいば野大集会に参加
本日、滋賀県・高島市今津町の住吉公園で、日米合同演習に反対する
「あいば野大集会」が開かれ、近畿各県から700人が参加しました。
この地で行われる集会はいつも寒く、雨や時には雪混じりだ。悪天候をものともせず熱気あふれる取り組みでした。
主催は、「ふるさとをアメリカ軍に使わせない滋賀県連絡会」。
私は、日本共産党を代表して連帯のあいさつを行ないました。
大要は次の通りです。
あいば野での日米合同演習は、1986年以降今回で9回目です。この演習は自衛隊が米軍と一緒に戦争するために、
アフガニスタン等での対テロ戦争を想定して、都市型戦闘訓練施設において、海兵隊から自衛隊員が「人殺し」の訓練を受けるものです。
国会では、新テロ特措法の議論が行われていますが、この法案が憲法違反の法律であることは明らかです。政府は、これを 「テロ対策」と称して正当化しようとしますが、報復戦争開始から7年の現実は、そもそも、「戦争でテロをなくせない」 という根本問題を突き付けています。
もう一つ、航空自衛隊のトップである田母神俊雄・航空幕僚長が、 日本の侵略戦争を正当化する論文を外部に発表したことが判明して更迭されました。 こういう人物を航空自衛隊のトップにすえるところにも、自民・公明政権の危険性があらわれています。
饗庭野演習場は陸上自衛隊の基地だが、来年2月以降PAC3の配備が計画されています。 PAC3のミサイル基地は航空自衛隊の施設であり、あいば野の基地にてとっても、田母神発言は他人事ではありません。
彼は「集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。 諸外国の軍と比べれば自衛隊はがんじがらめで身動きできないようになっている」と、集団的自衛権の行使の禁止など、 憲法にもとづく原則を公然と批判し、九条の制約のもとにある現状を反憲法的に打開することを訴え、 職務権限を使って隊内における教育を行った点にその重大性があるのです。
なぜこのようなことが起きたのか?
2004年のイラク派兵を転機にした日米軍事同盟の強化の動きの中での自衛隊の海外派兵型への変貌がことの本質なのです。
彼は、「自衛隊イラク派兵差止訴訟」で名古屋高裁が、米兵などを輸送する「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」
とする判決を出したときも(4月17日)、「そんなの関係ねえ」などと、侮蔑的な言葉を投げつけて、司法判断を無視する態度をとりました。
憲法無視・蹂躙の確信犯であり、政府は何の対処もしなかった重大性は明らかです。
安倍元首相が「憲法改定」を呼号し、麻生首相も、集団的自衛権の行使へ政府見解の見直し表明しています。自衛隊を
「アメリカ軍と共に戦争するが軍隊」へ変質させる狙いを見抜いて闘おうではありませんか。
平和と憲法を守りぬく決意をこのあいば野から示そうではありませんか。
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