麻生首相と志位委員長との党首会談
12月5日午前に国会内において、志位委員長と麻生首相との党首会談が開催されました。政府側からは麻生太郎首相、 河村建夫官房長官が応対しました。日本共産党からは、志位和夫委員長、市田忠義書記局長と私が出席しました。(写真左)
志位委員長は、前日記者会見で発表した「年の瀬を迎え雇用と中小企業を守る緊急対策」を麻生首相に手渡し、 雇用と中小企業を守るための緊急対策を申し入ました。
志位氏は、「大規模な『派遣切り』『雇い止め』が行われており、10万人をくだらないのではないか。寮を追い出され住まいもない、 文字通り年を越せない労働者が生まれるなど深刻な事態が広がっています。それを大手の自動車メーカーが行っており、 企業の社会的の責任の放棄といわなければならない。政府は、これを食い止め雇用を守るために全力を尽くすべきだ」と、提起しました。
首相は、「経団連の代表に、賃上げしろと言っても無理かもしれないが、内定取り消しはひどすぎる何とかしていただけないか、 雇用の確保について努力をお願いした」と応じました。
志位氏は、「経団連と話しをされた数日後に、九州大分で(経営責任者が経団連会長でもある) キャノンの子会社が大規模な労働者削減計画を出している。要請ではなく、キチンとした指導が必要だ。 大手の自動車会社は株主配当を増額していながら、雇用をきるなどというとんでもない状況がある。解雇四要件を満たさない、 雇用のルールを踏みにじっている事態もある。政府として個々の企業にも経済団体にも指導をすべきだ」さらに「いすゞ自動車の場合でいえば、 契約途中の労働者を切っている。許すことできない。これらをキチンと取り締まるべきだ。約束せよ」と迫りました。
麻生首相は、「個別の企業にまでは?」と述べるにとどまりましたが、 「雇用状況が深刻だということについては認識は共有している」と政府の立場の表明がありました。
午後は1時から、TV中継の入った、衆議院予算委員会の集中審議。日本共産党からは、笠井亮議員が質問に立ちました。
私も笠井議員の質問終了まで国会に残り、終了後(17:10)は、新幹線に飛び乗って京都へ。
終了直前であった南区の後援会総会にすべり込みでご挨拶したり、上京区の正親小学校でおこなわれた演説会に参加するなど、
地元活動に駆け回りました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/12/05